HOME > 授業紹介「字幕翻訳」
「字幕翻訳」(英語通訳翻訳養成コース)の授業をのぞいてみました。
関西外語で字幕翻訳の授業を取り入れて、10年ほどになります。
・今まで取り上げた作品例(卒業作品)
「シンプソンズ」と「フレンズ」の英日翻訳、「ドラえもん」の日英翻訳など
今年はオードリー・ヘップバーンの「麗しのサブリナ」に取り組んでいます。
授業では、英文のセリフを日本語に訳す作業がメインで、そのあとコンピューターを使ってDVDに字幕を打ち込む作業が続きます。
セリフの翻訳作業は、いろいろ工夫が必要です。担当講師にコツを伺いました。
・英語をそのまま訳すのではなく、登場人物をよく観察する。
・登場人物の年齢・外見・生活・感情などにふさわしい言葉を見つける。
・英語のセリフの秒数に合わせた字数にまとめる。
この日の授業では、コンピューターに日本語訳を打ち込む指導もありました。split, edit, subtitleという言葉が飛び交っていました。画面を再生して自分たちの字幕が出てくると、クラス内に笑顔の輪が広がっていきます。
英語の上級コースである英語通訳翻訳研究専攻やSEED(英語特別専攻)でも字幕翻訳への関心は高く、夏期セミナーなどで選択して受講できるようになっています。