本校で学ぶメリットは?
通関士試験は、一般的には就職後に受験する試験です。しかしながら、仕事をしながら、勤務時間外に試験対策のための時間を確保することは容易ではありません。体力的にも精神的にも大きな負担がかかると思われます。
その点、本校においては、10月の試験までに、十分な時間数の授業を試験対策に充てることが可能です。また、授業は、ゼロから学習をスタートする学生を対象としているので、見たことも聞いたこともない内容を理解しやすいように、できるだけ平易な言葉を使って、また、図やイラストを使って、イメージしやすいよう工夫されています。講師との距離も近く、気軽に質問することもできます。
さらに、志を同じくする他の学生が傍らで学習に励んでおり、適度な緊張感を保ちつつ、10月まで過ごすことができるのも、本校で通関士試験を目指して学習する大きなメリットの一つです。
仕事の内容を知る
通関士になるには?
通関士として仕事をするには、(1)通関業者への就職 (2)仕事に必要な知識の習得 (3)国家試験合格などいくつかの条件を満たす必要があります。
通関士になるにはどうすればいいのかさらに詳しく見ていきましょう。
通関士になるには?
通関士になるには、財務省が管轄している国家試験「通関士試験」に合格することが必要です。
通関士試験は、 通関士の仕事に必要な知識 (通関手続や関税納付に関する法律や法令等についての知識)や、それらの知識を実務で運用する力を持っているかどうかを図る試験で、毎年1回10月初旬に実施されます。
通関士になる条件の一つとして通関士試験に合格することが必要です。
その後通関業を営む会社を通じて財務大臣から通関士としての身分の確認を受け、初めて通関士となれるのです。
通関士資格は誰でも受験が可能
多くの場合、通関業を営む会社に就職後、実務経験を積む傍ら、受験対策をして通関士試験に臨みます。
実務経験に応じて試験の一部が免除されることがありますが、通関士試験受験には、実務経験の有無を含め、国籍・年齢・学歴等、何ら受験資格に条件が設けられておらず、誰でも、いつでも、受験が可能です。
つまり、実務経験のない就職活動開始前の学生でも合格を目指せる試験なのです。
一方で、 通関士試験は非常に難易度が高く合格率は毎年低い数値になっています。そのため実務を経験することなく通関士試験合格を目指すのなら、効率よく受験の準備を進めることが必要です。
通関士になるにはどんな準備が必要?
通関士になるには、いくつかの準備が必要です。
以下からは、通関士を目指す際に必要となる準備について解説します。
通関士という仕事についての理解を深める
通関士になるには、まずその仕事内容や、通関業者の中での役割について理解を深めましょう。
貨物を輸出入する際には、必ず税関に申告して税関長から輸出許可または輸入許可を受ける、という一連の通関手続が必要です。
この手続には様々な法律等の知識が必要であることから、一般的に輸出入者は、他者の通関手続の代行をすることについて財務大臣から営業の許可を受けた通関業者に、通関手続の代行を委託します。通関業者は輸出入者に代わって、税関に対し、貨物の申告手続、関税の申告・納付、不服申立等、様々な手続を行います。
通関士は、通関業者の行う通関業務に従事し、申告書や申請書等を審査します。
この審査は、法律で通関士が行うことが義務付けられているため、通関業者は、原則として営業所ごとに書類の審査をさせる通関士を置かなければなりません。(つまり、通関業者は、その業務を行う為には、通関士である社員が常に必要だ、ということです)
仮に通関士が法律に違反する行為を行った場合、その行為の内容によっては、通関士自身が通関業務に従事することを禁止されたり(禁止されると、通関士の資格を喪失し、通関士でなくなります)、あるいは、通関士自身だけでなく雇用者である通関業者にも罰則が科せられることがあります。
通関士の行為が会社全体の業務に支障をきたす可能性があるため、通関士はその責任を十分理解した上で通関業務に従事しなければなりません。
業務の委託者である輸出入者に対しても、適正な通関手続を行う責任があることは、言うまでもありません。
そうした仕事内容と仕事においての重要性を理解することが、通関士になるための準備につながります。
通関士として働く就職先もチェックしておく
通関士として活躍するためには、通関業者や、通関業を兼業する海運・航空・倉庫・物流関連企業に就職しなければなりません。
また近年では、商社やメーカーの中に、グループ内に通関業務を行う会社を設立している場合があり、そのような会社においても、直接通関士の資格を活かす機会があります。
一方、通関業を営んでいない商社等に就職した場合は、通関士として仕事をする機会はありませんが、取引先や通関業者と的確なコミュニケーションをとる上で、通関手続についての知識を役立てることができるでしょう。
グローバル化する現代において、国際取引はますます複雑になってきており、海外との輸出入を行う企業にとっては、通関に関する知識は欠かせないものとなっています。
その為、通関士試験に合格していることは、高い評価につながると考えられます。
自身の適性とやりたい仕事を考慮して、ぴったりの就職先を見つけておくのも通関士になる準備の一環です。
通関士を目指すなら専門学校への進学がおすすめ
就職前に通関士試験を受験する場合、独学よりも専門学校に進学して、効率良く知識を学習することが効果的です。
関西外語専門学校では、通関士試験対策講座を選択できる他、通関士の基礎知識として必要な、貿易・国際物流の仕組み全般についての知識や貿易実務などを専攻して学ぶことが可能です。受験対策とその後の就職に必要な知識をまとめて学べるので、スムーズに通関士になるための準備を進められるでしょう。
また、通関士として活躍するためには、通関についての専門知識や貿易についての幅広い知識の他、英語力や、言語の種類にかかわらず関係者とスムーズなコミュニケーションをとる能力も必要です。
関西外語専門学校では日本人学生だけでなく多数の留学生が学んでおり、語学学校ならではの英語の授業を通じて英語力を養い、日本人学生や様々な国からの留学生との交流を通じてコミュニケーション能力を磨くことが可能です。
まとめ
通関士になるには、通関士資格の取得とそのための知識・スキルの習得が必要です。
効率良く通関士になるには専門学校への進学がおすすめなので、この機会に今後の進路を具体的に考えてみてはいかがでしょうか。
通関士について
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通関士の仕事内容は?
通関士は、基本的には通関業を業とする会社に所属して、その営業所で働くことになります。
税関に対する通関手続やそれに付随する関連業務など、様々な業務が仕事に含まれるため、臨機応変に対応する必要があります。
以下通関業者の業務と、通関士に任せられる主な仕事内容を紹介します。
通関士の仕事内容とは
通関士は、一般的には、通関業者に所属して各営業所で働きます。
貨物の通関に関わるあらゆる業務が仕事に含まれるため、臨機応変に対応する必要があります。
以下からは、通関士に任せられる主な仕事内容を紹介します。
通関書類の作成・審査
通関業者は輸出入者に代わり、税関に対する適正な関税の申告納付や通関手続等を行います。
手続きに必要な税関に提出する通関書類の作成もその業務に含まれます。
また次のような通関書類は、作成後税関に提出する前に、通関士が審査することが法律で義務付けられています。
・輸出申告書
・輸入 (納税) 申告書
・不服申立書
・修正申告書
・更正請求書
通関士は、これらの各種書類を作成・審査し、通関手続が適正に行われることを確実にすることにより、輸出入者の、ひいては日本全体の、スムーズな貿易取引を支えています。
通関士は必要な書類作成の為に、時には輸出入者から提供された海外の取引先が作成した書類を確認しなければならないこともあります。輸出入しようとする貨物が規制されていないことを確認し、輸入貨物については、関税を計算するために、その計算の基礎となる課税価格を確認しなければなりません。この際に英語力があれば、書類を読み解くのに多いに役立ちます。
グローバル化が進む現代においては、取引の内容がますます複雑化し、それに伴い課税価格の計算も難しくなっています。通関士は貨物の内容だけでなく、その貨物の原材料調達から日本に到着するまでの取引の全体像を正しく把握することが求められるのです。
通関手続きの代行
輸出入者に代わって通関手続を行うことも、通関業者の業務のひとつです。
貨物を輸入または輸出する際には、貨物の内容や申告価格など必要な事項を申告して、税関長からそれぞれ輸入許可または輸出許可を受ける必要があります。
通関士は通関業者の中で、通関の煩雑な手続がスムーズに実施されるようサポートします。
現在、基本的に通関手続はオンラインシステムの 「NACCS」 を通じて行われています。
申告書や添付書類の提出などもWeb上で行えるようになりました。
また昨今のリモートワークの推奨により、セキュリティー対策などの環境が整っていれば、在宅で様々な手続を行うことも可能になっています。
不服申し立て
貨物や関税等についての税関の判断に納得できない場合、輸出入者は次の3つのいずれかの方法で不服を申し立てることができます。
(内容によっては(2)を経てでなければ、(3)はできない場合があります。)
(1)税関長に対して再調査を請求する。
(2)財務大臣に対して審査請求する。
(3)税関長の処分や通知の取消しを求めて提訴する。
(1)、(2)の請求については、通関業者が通関業務として、輸出入者に代わって行うことができますので、通関士が、輸出入者・税関それぞれとやり取りしてその業務を担うこともあります。
その他の業務
通関士でなければできない業務ではありませんが、税関が行う検査に立ちあったり、税関に対して主張・陳述を行なったり、輸出入者の通関手続をサポートする為のさまざま仕事があります。
輸出入される貨物についても、種類によってはいくつかの法令の規制を受けることがあったり、新規の輸出入品である場合もあるので、通関士になった後も勉強しなければならないことが次々と出てくることでしょう。
また、通関士試験合格者は近年通関業者以外の会社でも需要が見出されているので、 一般職として就職することも考えられます。
その場合には通関手続についての知識を活かして、通関業者との連絡の窓口となったり、関税等輸入貨物のコスト計算をしたり、といった仕事を担うことが考えられます。
通関士の知識は専門性が高く、通関士にしかできない、通関書類の審査を行います。
通関士が書類を審査した上で税関へ提出するので、税関は迅速に許可を出すことができるのです。
輸出入なしでは成り立たない現代社会において、通関士の仕事は、スムーズな貿易取引を支える重要で不可欠な仕事といえます。
まとめ
通関士の仕事は専門性が高く、通関士資格を所有している人にしか任せることができない業務があります。
通関士を目指すのなら上記の内容を参考に、事前にどんなことが仕事になるのかをチェックしておきましょう。
通関士の仕事には多くの専門知識が求められるため、専門学校でじっくりと時間をかけて学ぶことがおすすめです。
将来的に通関士を含めた貿易関係の仕事に就くのなら、専門学校への進学を検討してみてください。
通関士について
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資格について知る
通関士の資格の特徴をご紹介
通関士になるには、国家資格である「通関士資格」の取得が必要です。
通関士資格にどのような特徴があるのかをチェックして、取得までの流れを把握してみましょう。
通関士の資格とは?
通関士の資格とは、通関業者などで通関業務を行う際に必要となる国家資格です。
2021年現在唯一貿易に関する国家資格であり、通関士として働くために必須となっています。
通関士資格に合格後すぐに通関士になれるわけではなく、通関士として就職した通関業者による申請を通して、財務大臣による確認を受ける必要があります。
「通関士試験合格」=「通関士になった」わけではない、ということをよく理解しておきましょう。
貨物を輸入したり輸出したりする際には、輸出入しようとする者(以下、「輸出入者」)が税関に対して、貨物の内容や支払うべき関税等を申告し、税関の審査・検査をクリアして、輸入許可あるいは輸出許可を受ける、という一連の手続を経なければなりません。これらの通関手続には法律についての専門知識が必要であるため、他者の通関手続を代行することについて財務大臣から許可を受けた業者として、「通関業者」が存在します。通常、「輸出入者」は、「通関業者」に、通関手続の代行を委託します。
「通関業者」は、法律により、税関に提出する一定の書類を「通関士」に審査させることが義務付けられています。そのため、通関業務を行う営業所ごとに、必要な数の「通関士」を置かねばなりません。そこで、「通関業者」は、雇用する社員のうち、通関士試験に合格していて、社内で責任ある仕事を任せられると信頼できる者を、自社の営業所の「通関士」として、財務大臣に届け出て確認を受けます。この財務大臣からの確認を受けて初めて、「通関士」と名乗って、「通関士」にしかできない仕事に、「通関業者」の中で、従事することができるようになるのです。
つまり、「通関士」になるためには、
(1)通関士試験に合格していること、
(2)通関手続代行を業とする会社へ就職し、その会社からの届け出により財務大臣から「通関士」の確認を受けること、
この2つが、必要です。通関士試験に合格しただけでは、「通関士」を名乗れないのです。
通関士資格の取得条件
通関士資格の取得には、特別な条件が設定されていません。
年齢や学歴・職務経歴によって試験が受けられなくなるといったことはなく、合格の自信があるのなら高校生でも受験が可能です。
そのためしっかりと勉強をして準備が整った段階を見計らって、試験を受けることができます。
通関士資格の合格率は?
通関士資格の合格率は、平均15.4%と低い数値になっています。
そのため通関士資格の取得を目指す際には、事前の準備・対策が重要です。
通関士資格の出題範囲は、「通関業法」「関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)」「通関書類の作成要領その他通関手続きの実務」の3つから構成されます。
全体ではなくそれぞれの科目で60%以上の得点を獲得しなければならないため、関連する知識を満遍なく勉強することが合格を近づけるでしょう。
参考: https://www.customs.go.jp/tsukanshi/53_shiken/53_shiken_link2.htm
通関士の資格を取得するためにはどんなルートが考えられる?
通関士の資格を取得するには、いくつかのルートが考えられます。
以下を参考にどのようなルートで通関士資格の取得を目指せるのかを、事前に確認しておきましょう。
専門学校で通関士に必要なスキルを学ぶ
通関士の資格取得を目指すのなら、専門学校に進学して必要なスキルを身につけることがおすすめです。
外国語専門学校の貿易専攻などに進学することで、通関士に必要な貿易や税関に関する知識に加えて、英語能力も高められます。
通関士の業務に役立つスキルを効率良く学習できるため、就職後に役立つ実践的な能力を育めるでしょう。
また、専門学校では通関士の資格取得をサポートする講義や、対策講座が開催されることが多いです。
試験に合格するために特化した授業を受けられるため、専門学校で試験対策ができます。
通関業者で実務経験を積んでから資格試験を受けることも可能
通関士の資格を取得する前に、通関業者に就職して実績を積むこともひとつのルートです。
通関業者での実務経験があると、通関士資格の対象科目が一部免除されるため、有利に試験を進められます。
具体的には特定の業務を通算で5年以上経験すると1科目、15年以上で2科目が免除されます。
独学で通関士の資格を取得することは難しい?
通関士の資格は受験に条件がないため、独学でも試験を受けることは可能です。
しかし、先述したとおり通関士資格の合格率は非常に低くなっています。
独学だと専門知識を持つ講師による授業を受けられないため、合格はさらに難しくなると考えられるでしょう。
通関士の資格試験は年に1回なので、少ないチャンスを逃さないように専門学校などで本格的な試験対策を行うことがおすすめです。
まとめ
通関士の資格を取得するのなら、事前にどのような特徴を持つのかをチェックしておくことがポイントです。
通関士資格の取得につながるルートを確認し、今から対策と準備を進めてみてはいかがでしょうか。
通関士になる際には専門学校の授業や対策講座が有益になるため、この機会に進学先を探してみることもおすすめです。
通関士について
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通関士の需要は?将来性はあるの?
通関業務を担う通関士は、通関業者をはじめとした多くの企業で求められています。
こちらでは通関士の需要と、その将来性について解説します。
通関士の需要は高い?
結論から言うと、通関士の需要は高い水準にあります。
通関士でなければできない業務があることはもちろん、そもそも通関業者が業務を行うためには通関士の雇用が不可欠なのです。
そのため通関士の需要は、今後も通関業者を中心に高いと見込まれます。
通関士になるには通関士試験に合格することが必要ですが、その試験の合格率は低く難関な国家資格となっています。
さらに、通関士試験が毎年1回しか実施されないこともあり、自然と通関士として働ける人材が限られてくるため、ますます合格者は貴重な人材となるのです。
海外進出を目指して貿易のスペシャリストを求める企業が増えている
近年はインターネットなどの発展を理由に事業のグローバル化が進んでいるため、海外進出を目指す企業が増えています。
通関業務が日常的となる企業が多くなっていることは、通関士の需要拡大につながっていくでしょう。
海外勤務ができる人材の需要も賄える
通関士は英語力が求められる仕事なので、海外勤務を任されることもあります。
企業における海外で活躍できる人材の役割も果たせるので、英会話に自信がある場合にはより就職がしやすくなるでしょう。
もちろん英語力は、国内で通関士として働く際にも役立ちます。
海外から輸入する際の様々な書類をチェックするときなどは、英語が必要になることもあるでしょう。
AIによる代替ができない
通関士の仕事は、今のところAIによる完全な代替ができないため、需要が高くなっています。
AIができる書類作成や審査は通関士の業務の一環ですが、それ以外の点ではまだまだ人間の通関士による作業が必要です。
例えば通関士は税関への不服申し立てや検査・調査なども仕事になるため、AIに仕事を奪われる心配はないでしょう。
通関士の将来性は?
通関士は、その需要の高さから将来性にも期待ができる職業となっています。
今後もグローバル化の波に乗って海外への商品・サービスの提供を考える企業が増えると予想されるため、通関士の需要が高まっていくでしょう。
近年は通関業者だけでなく、輸出入を行なっているさまざまな業界で通関士が必要になっています。
例えば各種メーカーや販売店、商社や倉庫会社などは、業務上通関士を必要とすることが増えてきているのです。
幅広い業界で需要が見込めるため、将来的に自分の働きたい場所を選びやすいのも通関士の特徴となるでしょう。
一方で、通関士は個人のスキルが評価される職業であるため、より高い需要を見出すためには自身の能力を高める努力が必要です。
通関士として就職・転職を目指すのなら、どのようなスキルに需要があるのかもチェックしておきましょう。
需要の高い通関士になるために必要なスキル
需要の高い通関士になるためには、以下のようなスキルの習得が重要です。
スムーズに就職や転職が行えるように、通関士に求められるスキルの需要についても把握しましょう。
貿易関係のスキル・知識
通関士の業務には、貿易関係のスキルや知識が欠かせません。
通関書類の作成や通関手続きをスムーズに行うための知識は最低限求められるので、事前に勉強してスキルとして身につけておきましょう。
書類を確実にチェックする集中力や責任感
通関士の仕事には、書類を確実にチェックするための集中力や責任感も必要です。
万が一自分のチェックした書類に不備があると、税関から従事禁止や従事停止などの処分が下される可能性もあります。
トラブルに発展するケアレスミス等が起きないように、集中して業務に携われるように備えましょう。
コミュニケーション能力
通関士はさまざまな人たちの間で仕事をすることになるため、コミュニケーションスキルも重要です。
社内の営業担当者や依頼主や税関の職員を結ぶ存在として、円滑な関係を構築することが求められます。
通関士になる際にはコミュニケーションスキルも学んで、スムーズに業務を進められる環境構築ができる存在であることをアピールしてみましょう。
まとめ
通関士の需要は、その専門性の高さとグローバル化する市場の流れによって、年々高まりつつあります。
この機会に通関士の需要について確認し、将来設計を考えてみてはいかがでしょうか。
需要の高い通関士になるためには、仕事に必要なスキルを事前に学んでおくことがポイントとなります。
専門学校に通うことで通関士に必要なスキルと、通関士資格の取得に役立つサポートを受けられるので、本格的な進学を検討してみるのもおすすめです。
通関士について
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試験について知る
通関士の試験について教えます
通関士の仕事をするためには、国家資格の「通関士資格」を取得する必要があります。
こちらでは通関士資格試験の基本情報と、合格率などについて解説します。
通関士の国家資格とは?
通関士とは、税関に提出する一定の書類を最終的に審査する資格のある、通関手続の専門家です。
通関に必要な輸出・輸入申告書など作成したり、様々な許可や承認を求める申請を行ったり、また時には税関長の処分に対して不服申立を行ったりと、通関士は幅広い業務を行います。
そんな通関士になるには、国家試験である「通関士試験」に合格する必要があります。
通関士試験は日本で唯一存在する貿易に関する国家資格試験で、通関士として働くためには試験に合格していることが第一条件です。
通関士を目指すのなら、働きながら合格を目指すのか、あるいは、まずは試験に合格してから就職するのかをよく考え、将来の計画を立てることが重要でしょう。
通関士資格の試験は誰でも受験ができる
通関士資格の試験は、特に受験条件が決められていないため、誰でも受験が可能です。
年齢制限や必要な学歴は設定されていないことから、受験自体のハードルは低くなっています。
仮に貿易や国際関連の高校・大学を卒業していなくても、通関士資格の試験を受けることができるのです。
実務経験があると試験が一部免除される
通関士試験は、実務経験次第で内容が一部免除されることがあります。
具体的には、通関業者等で一定の通関業務に通算5年以上従事していれば、1科目分の試験(通関書類の作成要領その他通関手続の実務)が免除されます。
また、通算で15年以上の場合には、さらにもう1科目 (関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法)が免除されます。
いずれにしても、免除を受けるためには長い年月の経験が必要です。
通関士試験について
通関士資格の取得を目指すのなら、試験の詳細について確認しておくことがポイントです。
以下からは、通関士資格の試験内容や合格率について解説します。
通関士試験内容
通関士資格の試験内容は、以下の3つの科目から出題されます。
1.通関業法
2.関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る)
3.通関書類の作成要領その他通関手続きの実務
参考:通関士試験要領
1.受験資格:学歴、年齢、経歴、国籍等についての制限なし。誰でも受験可。
2.試験の日時と試験科目
(1)試験の日時: 毎年10月初旬の日曜日
(2)試験科目及び試験時間
試験科目 | 時間 |
---|---|
[1]通関業法 | 50分 |
[2]関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(同法第6章に係る部分に限る。) | 100分 |
[3]通関書類の作成要領その他通関手続の実務 | 100分 |
3.試験の方法等
(1)各試験科目とも筆記(マークシート方式)。
(2)試験合格には、各試験科目とも合格基準を満たす必要がある。
☆詳細については、税関ホームページを参照してください。
https://www.customs.go.jp/tsukanshi/55_shiken/55shiken_mondai.html
試験の回答形式はマークシートとなっていて、「選択式」「択一式」「計算式」「選択式・計算式」といった複数の出題スタイルに分かれています。
さまざまな出題方法が使用されるので、事前に回答方法や問題形式の特徴を把握しておくことがおすすめです。
例えば計算式の問題では電卓を使用し、実際に問題を解くために計算を行います。
落ち着いて試験当日に対応できるように、試験内容の詳細を確認しておきましょう。
また、通関士資格の試験を受けるには、受験手数料として3,000円が必要となっています。
受験手数料は収入印紙を願書に貼付して、納付を行います。
通関士資格試験の合格率は?
通関士試験の合格率は、直近の過去10回の平均で13.6%となっています。
毎年、合格率は低めとなっているので、かなり難易度の高い試験だと言えるでしょう。
過去6回の合格率に注目してみると、以下のような結果になっています。
平成28年(第50回)9.8%
平成29年(第51回)21.3%
平成30年(第52回)14.6%
令和元年(第53回)13.7%
令和2年(第54回)16.9%
令和3年(第55回)15.8%
平成28年第50回試験では、合格率が10%を切っており、かなり難しい試験だったことが分かります。
そのほかの年も10〜20%の結果となっているので、合格率が低いことを意識して十分な準備をする必要があるでしょう。
参考:https://www.customs.go.jp/tsukanshi/53_shiken/53_shiken_link2.htm
通関士資格試験の日程は?
通関士試験は、毎年10月初旬に実施されます。
試験日程の詳細は、関税ホームページに7月頃掲載され、その年度の日程や受験会場などを確認することができます。
通関士試験は年に1回しか実施されないので、 受験する場合は受験案内をよく確認しましょう。
まとめ
通関士になるには、通関士資格の取得が必要です。
通関士資格の試験についてこちらで確認し、取得のためのスケジュールを立ててみてはいかがでしょうか。
通関士試験は誰でも受験が可能な一方で、合格率がかなり低い難関試験となっています。
通関士資格の取得を目指すのなら、試験対策のサポートや専門知識の効率的な習得に期待できる専門学校への進学がおすすめです。
通関士への進路を考えるときには、外国語専門学校などに進学して効率良く通関士の知識・スキルの習得を目指してみましょう。
通関士について
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通関士の求人は多い?
通関士は、通関業者が業務を行うために欠かせない人材です。 多くの企業が通関士の求人を出しているため、通関士として働く際には幅広い就職先が考えられるでしょう。 そこでこちらでは、通関士の求人について解説します。
通関士の求人数は?
通関士の求人は、比較的安定して多い数になっています。
通関士として働ける人材は貴重なものとなっているため、求人も自然と多くなっているのです。
通関士になれるだけの能力を身につけられれば、その後の就職活動は比較的しやすいと考えられるでしょう。
通関士の資格は就職に有利
一般的には、通関業者へ就職し、業務に精通したのち、社内でのステップアップとして通関士試験を受験するという流れになります。常に通関業者は通関士を必要としていますが、その必要性を満たす数の社員が、通関士試験に無事合格してくれるかどうかは、通関業者には予見できません。
一方、実務経験はなくとも、通関士試験にすでに合格している人を採用できれば、通関業者は、実務を経験させた後、近い将来に通関士の確認を財務大臣に届け出ることが見込める人材を確保できることになります。そのため、就職活動において、通関士試験合格は大きなアピール材料になります。(受験した結果、たとえ仮に、わずかな点数が足りずに合格できなかったとしても、すでにほぼ合格レベルの知識が身についていることをアピールすることが可能でしょう。)
これこそが、関西外語専門学校が、通関士試験を受験する十分な知識養成に力を入れている理由です。本校での学習経験を就職につなげ、卒業後、貿易・物流の大きな仕組みの中で重要な仕事を担う人材を育成することを目指しています。
求人数は安定して多いため転職もしやすい
通関士の求人数は安定して多いため、転職もしやすいのが現状です。
通関士は個々の能力に任せた属人性が高く、「通関士として働いてきた」という実績が評価されやすくなっています。
これまでの実績を汲み取って、好条件の求人を提示する企業も珍しくありません。
転職からのキャリアアップにつなげやすい点も、通関士という仕事の魅力です。
通関士の求人を出している企業とは?
基本的に通関士は、通関手続の代行等を業とする通関業者からの求人を受けて働くことになります。 通関業者とは、財務大臣により業として他人の依頼によって通関手続などを行うことについて、許可を受けた会社を指します。
通関士は通関業者に属して、通関書類の作成や通関手続、不服申立てなどを行います。
通関士の求人数が多い理由とは?
通関士の求人数が多いことには、いくつかの理由があります。
以下からは、通関士の求人数が安定して多くなっている理由について解説します。
通関業者は営業所ごとに通関士を設置する義務がある
通関業者は、業務を行うために営業所に通関士を置くことが義務付けられています。
そのため通関士は常に必要な人材となっていて、多くの求人が出される結果につながっているのです。
業務上通関士が必須となっている点は、今後も求人が増える理由になるでしょう。
通関士資格の難易度が高い
通関士になるには、国家資格の「通関士資格」の取得が必要です。
しかし、通関士試験は合格率が低く、通関士になれる人は限られています。
企業の需要に対して通関士の供給が追いついていないため、求人が多くなりやすいのです。
通関業を兼業する企業からの求人もある
通関士は、通関業者以外にも需要があるため求人数が多くなっています。
例えば、海運、航空、倉庫、物流関連企業の中には通関業の許可をうけている場合があり、そうした企業からの求人もあります。
また、貿易会社、各種メーカー、そのほか百貨店や量販店なども、グループ内に通関手続を行う系列会社を設立している場合もあり、求人を出しています。
さらに、郵便物であっても、20万円を超える貨物については輸出入申告が必要なので、日本郵便株式会社も通関業の許可を受けており、その中で通関士が活躍しています。
時代に合わせて通関士の需要が高まるケースも考えられるため、今後も新たな業界から求人が出される可能性があるでしょう。
キャリアアップを考えて就職先を決めるのがポイント
通関士はさまざまな業界にまたがって仕事ができるため、就職の際にはキャリアアップを考えることがポイントです。
将来的にどのような仕事がしたいのか、どんな業界で活躍したいのかを見据えて、就職や転職を進めていく必要があるでしょう。
通関士の求人は安定しているがゆえに、どこに就職すべきか悩むことになりがちです。
決定的な理由が見つけられないときは、将来のキャリアアップを考慮して就職・転職を進めてみましょう。
まとめ
通関士は、多くの企業から求人が出される需要の高い職種となっています。
今後も求人は安定していくと考えられるので、通関士として活躍できるフィールドは広がっていくでしょう。
この機会に通関士として働く具体的な計画を考えて、将来設計を立ててみることがおすすめです。
通関士について
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通関士の年収は?
通関士は通関手続についての専門知識を持っているため、貿易に関わる多くの企業で重宝されています。
通関士に興味があるのなら、こちらでどの程度の年収が想定されるのかチェックしてみましょう。
通関士の年収は?
通関士は、通関業者の中で通関業務や関連業務に従事し、通関士しか行うことができない仕事を担います。
通関手続に関する専門知識を持っていることはもちろん、英語で書かれたさまざまな貿易書類から必要な情報を読み取る能力などが求められる専門職となっています。
需要が高い一方で合格率の低い難関試験の通関士試験に合格する必要があることから、今後も将来性が見込まれる職業だと言えるでしょう。
そんな通関士の年収は、平均すると450万円前後で、日本の会社員の平均給与420万円と同程度と考えられます。
ただし、勤める企業や経験によって大きな差があることから、就職先を選ぶ際には、給与面の条件も確認することが大切です。
参考:
https://www.u-can.co.jp/course/data/in_html/52/column/column02.html
https://career-picks.com/average-salary/tsukanshi-nenshu/
https://shingakunet.com/bunnya/w0005/x0079/
通関士資格に対して手当が支給されることが多い
通関士の年収は、その専門性の高さの割に一般の会社員と変わらないのが特徴です。
一方で、通関士になるための資格である「通関士資格」に対して、企業が独自の手当を支給するケースは多くなっています。
通関士資格を持つことで月々の収入に手当がつけば、結果的に年収が高くなるでしょう。
もちろん企業によって資格に対する待遇は変わるので、就職前に手当の有無を確認してください。
通関士の年収アップの方法について
通関士の年収は、いくつかの手段で上昇させるする可能性があります。以下からは、通関士の年収アップについて解説します。
役職について手当をもらう
通関士の年収をアップさせるには、仕事で役職についてその分の手当をもらうことが考えられます。
通関士としての実績を重ねて企業に自身の価値を認めてもらうことができれば、上の役職で働けるようになるでしょう。
役職について手当をもらえれば、先に解説した通関士資格の資格手当と合わせて、年収アップにつながります。
具体的に就職先の企業にどのような役職があり、年収アップの可能性があるのかを確認してみましょう。
勤続年数を重ねて年功序列による年収アップを狙う
通関士の年収は、勤続年数を重ねることでも上がっていくと期待できます。
一般的な企業の年功序列に当てはまる働き方となるので、年齢と実績を重ねていくことで年収アップが実現するでしょう。
転職する場合にはこれまでのキャリアが無駄にならないように、キャリアアップを叶えられる企業を選別するのがポイントです。
通関士の年収・収入面における注意点
通関士の年収や収入面をチェックする際には、いくつか注意点があります。
以下を参考に、通関士の年収についてのチェック項目を確認しておきましょう。
所属する企業によって年収は大きく変わる
通関士の年収は、就職先の企業によって大きく変わります。
例えば外資系の企業や、海外勤務を主とした企業に就職する場合、年収はほかの職業よりも高くなる傾向にあります。
通関士の就職先は幅広く、同時に想定年収の差も大きくなっているので、最終的な年収が高い職業に就くこともポイントです。
通関士として独立して働くことはできない
通関士は専門的な職業ですが、 法律上、弁護士や行政書士のように自分で独立して、通関士として働くことはできません。
通関業者の一社員として働くことになるため、飛躍的な年収アップは望めません。
通関士として働きつつ年収を上げるには、少しずつ着実に実績を重ねて成長し、場合によっては会社を変えることが年収アップにつながるかもしれません。
こうしたことも考慮して、通関士の仕事に就くかどうか考えましょう。
まとめ
通関士の年収は、基本的に就職する企業によって変動します。
自分の納得のいく年収で働けるように、通関士として就職するための準備を進めておきましょう。
通関士として仕事をするには、まず国家資格の取得が必要となっています。
独学で勉強するのは難しい難関資格なので、専門学校で通関士に必要な能力を効率良く養っていくことがおすすめです。
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通関士の就職先はどんな企業?
通関士は貿易に関する専門的な業務を担えることから、多くの企業・業界で必要とされています。
こちらでは通関士の就職先について解説するので、将来的な進路の参考にしてみてください。
通関士の就職先について
通関士は、通関手続に関する専門家です。 税関への様々な申告や申請に使用する書類の作成やその書類の審査、検査時の立合いや不服申立てなどさまざまな仕事を担います。
通関業を行うためには、営業所に通関士の設置が義務となっているため、通関士には通関業を営む企業で高い需要があり、さらに、様々な業界の企業が通関業を兼業しているため、幅広い就職先が考えられます。
通関士の就職先として考えられるのが、 通関業者や様々な業界の通関部門です。どこにおいても通関士の役割は重要であるため、さまざまな企業への就職が考えられるでしょう。
通関士の就職先を、大きく2つに分けて紹介します。
通関業者や物流・倉庫関連会社
通関士として働く場合、 基本的には通関業者や、海運・航空などの物流関連会社、または倉庫業者で通関業を兼業している会社へ就職することになります。
通関業者は商社や一般企業が輸出入する貨物の通関手続の代行を仕事にしている企業で、通関士は通関業者の営業所において通関業務や関連業務に従事します。
近年は商社を介さず、海外の企業を相手に直接輸出入取引を行う企業も増え、通関業者に通関手続きのみならず、通関手続きに先行し、または後続する業務も含めて依頼することが増えています。
通関業者は、法律や貿易実務についての知識・情報を提供して依頼者をサポートすることも必要となり、そうしたサービス面でも通関士の果たす役割は今後も重要になってくるでしょう。
商社やメーカーへの就職も増えている
一般企業への就職も増えています。
商社やメーカーの中には、自社内や系列会社に通関部門を立ち上げて通関業の許可を受けている会社があり、そうした場合には、就職後、通関士として働くことができる可能性があります。
また、通関業の許可を受けていない会社に通関士試験合格者が就職した場合、通関士として働くことはありませんが、通関業者への依頼などの業務を担うことを期待されるでしょう。
通関士が就職する際にチェックすべきポイント
通関士が就職をする際には、いくつかチェックしておきたいポイントがあります。
通関士の就職先を探すときには、以下の要素を確認しておくこともおすすめです。
英語力がどの程度必要になるか
通関士として就職するのなら、どの程度の英語力が必要になる業務なのかを知っておくことがポイントです。
例えば海外からの申請書類をチェックする仕事を任される場合には、記載されている英語を読み解く能力が求められます。
一方で、海外勤務を前提とした就職の場合には、英語で簡単にコミュニケーションが取れるだけの能力が必要となるでしょう。
このように実際の仕事内容で必要になる英語力のレベルは変わるので、事前に詳細を把握して自信を持って仕事ができるか確認しておきましょう。
勤務先や取り扱い貨物を確認しておく
通関士の就職では、勤務先や取り扱い貨物を事前に知っておくことも重要です。
勤務先が航空貨物、海運貨物のどちらを扱うかによって、通関士の勤務形態は変わります。
シフトや働き方が大きく異なることもあるので、事前にその企業がどのような貨物をメインに扱っているのか確認しておきましょう。
就職先の企業によっては、専門知識を必要とする貨物を取り扱うこともあります。
通関士としての知識にプラスして、取り扱う貨物についての知識を把握することが求められるケースもあるでしょう。
通関士の就職先を増やすのなら専門学校への進学がおすすめ
専門学校を卒業することで、通関士につながる就職を実現する可能性を高めることができます。
専門学校卒業以上の学歴を求人の募集要項に記載している企業も多いので、専門学校へ進学して在学中に通関士試験を受験し、卒業時に「専門士」または「高度専門士」の称号を取得すれば、将来通関士として働くことを実現する可能性はぐっと高まります。
まとめ
通関士の業務は、多くの企業に必要なものとなっているため、さまざまな業界への就職が考えられます。
この機会に自分が興味の持てる就職先をチェックして、通関士として働くビジョンを明確にしてみてはいかがでしょうか。
通関士について
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先輩たちの就職先は・・・?
2015年度
貿易専攻卒業
兵機海運株式会社
将来日本で活躍したかったことと、貿易に興味があったので本校に入学しました。
在学中は就職に役立つ貿易検定と貿易英語、OFFICEの資格を取得しました。
入社後、通関課に配属され初めは簡単な輸出入申告書類の作成、貨物検査の立会などをしながら通関業務の基本的な流れを学び、通関士として業務を行うようになってからは、食品・機械・化学品・雑貨など多岐にわたる製品の輸出入通関業務を担当しています。
毎日忙しいですが今後も通関士として益々活躍していきたいです。
2015年度
国際ビジネス研究専攻卒業
株式会社日新
新卒で物流企業に入社し、最初の数年間は法令許可申請手続きや保税運送申告手続き等を行なっていました。現在は通関部輸入課で通関業務に従事しています。
日々学ぶことが多く、また、貨物が輸入され手元に届くまでを間近で体感できるやりがいのある仕事だと感じています。
本校での貿易実務や国際物流の授業で学んだ知識が、就職後の職務に直結していて役立ちました。
通関士試験に挑戦しようと考えている方は、是非勉強できる環境が整っている学生のうちに、関西外語で頑張ってみてください!