日韓通訳翻訳養成専攻2年生の専攻科目
「翻訳演習 字幕作成」(蔡ミンギョン先生)のクラスで
学習成果の発表として字幕作品上映会を行いました。
今回学生たちが選んだ作品は「소나기」、韓国の代表的な短編小説『ソナギ』の
アニメでした。学生たちが翻訳したタイトルは「夕立」。
この作品を選んだのは
内容がわかりやすくて、映像がきれいで、季節を感じることができる、
また戦後の姿も皆さんに見てほしいと思ったからだそうです。
セリフをクラス全員で分担して全員でこの作品を翻訳しました。
◇翻訳した学生たちのコメント>
難しかったところは、日本人と韓国人で感情の表現方法が異なりますが
それを言葉で表すところです。
発話されたセリフの長さで字幕の文字数が決まりますが、
字幕作成ソフトを使用してセリフの長さを測り、指定された文字数から?文字以内で
翻訳しなければなりません。自分が翻訳した言葉では長すぎたり短すぎたりしたので、言葉を
縮めたり、ほかの言葉を探したりすることに苦労しました。
◇上映を見た人の感想
■きれいな映像のアニメーションに、シンプルながらも自然で豊かな表現の日本語字幕がよく合っていて、違和感は全くありませんでした。ぼーっと作品に浸っているうちに、学生のみなさんが作った字幕だというのを忘れてしまっていました。
■楽しみにしていました。
作品choiceは素晴らしかったし、目的である学生作の字幕はプロのようで、感心しました。
■年齢や性別にあった違和感ない日本語の字幕で、映像の美しさもあいまって作品に引き込まれました。