<金ボラムさん(写真左)と蔡先生>
帰国し韓国でフリーランスの翻訳者として大活躍の金ボラムさんが来校し、
日韓通訳翻訳専攻の後輩たちに話をしてくれました。
「現在、インチョンに住んで在宅のフリー翻訳家として日本のアニメや
テレビ番組の吹き替え翻訳や字幕翻訳をしています。
今までに翻訳したのは、仮面ライダーオーズ、ポヨポヨ観察記です。
スマイルプリキュアとワンピースは今も翻訳して放映されている最中です。
ワンピースはあと10年くらい続きそうです。
もともとアニメが好きで、アニメの吹き替えを翻訳するのが夢でした。
ワンピースは一番好きなアニメでした。その好きなアニメを見ながら、
翻訳をして、それが仕事になっているので、本当に楽しく仕事をしています。
夜寝られないときや、疲れることもありますが、とても充実しています。
アニメの翻訳で難しいところは、日本のギャグをどう訳すかです。
日本の雰囲気を出し過ぎても駄目だし、子ども向けなのでわかりやすく
しなければなりません。ワンピースの中に熊の「肉球」が出てきましたが、
韓国では肉球ということばがなく、翻訳に苦労しました。
関西外語で勉強したことは何でも役に立っています。
帰国してからさらに6カ月翻訳の学校に行き、初めての翻訳の仕事を
しました。
学生の皆さんには、
チャンスがあるときにそれを掴むには実力がないといけません。
実力とやる気が半端なくいります。諦めなかったらできます!
今回は仕事の合間に日本観光しに来ました。
岐阜や徳島に行ってきましたー。
今から関空に向かい、帰国します。」