天王寺学館で出来ること
芸術教育 ~ Heart to Art ~

CONTENTS
芸術コース~個性を重視する教育~
よく考え、楽しんで制作に取り組む生徒へ!
芸術コースは本校教育の大きな柱のひとつとなっています。美術の授業を通して何かを表現することは、自身の内面や思いを表現することに通じます。芸術教育は『心に届く教育』であり『個性を大切に育てる教育』だと考えています。午前中に開講されている沢山の芸術系選択科目と、通学部芸術コースの午後の実習授業を通して、豊かな想像力を身につけましょう。
午前中の『通信部』では8科目の美術科目を開講、また午後の『通学部(美術教育進学コース)』では、美術系の学校へ進学を目指す人向けに、週12時間~16時間の美術に特化した実習授業が開講されています。

通学部(芸術系進学総合コース)
創作活動を通して感性を育んでいきましょう!
~通学部では、芸術の専門的な授業が週12時間設定されています~
芸大・美大の多くは、入試においてデッサンをはじめとする『実技試験』に重点を置いています。本校芸術コースでは、芸大・美大への進学を目的とした3つの柱(デッサン・絵画・立体造形)を立てています。
基礎的な技法を学んだ後は、”考えて制作する姿勢”を追求していきましょう。グループワークやプレゼンテーションの経験を積み、各自の表現を追求していきます。
芸術コースの専門授業(1,2,3年次生共通)
科目名 | 対象学年 | 内容 |
---|---|---|
デッサン | 1・2・3年 | 鉛筆・木炭を使った単色表現 |
デザイン | 1・2・3年 | 基本的な配色や、デザイン構成について学ぶ |
絵画 | 1・2年 | 水彩・アクリル絵具・油絵具を使った絵画表現 |
立体造形 | 1・2・3年 | 粘土や木材を使い立体物の制作を行う |
卒業制作 | 3年 | 学習の成果として自身の制作と向き合う |
上記科目を総合して学習することにより、『作品』の質の深さを追求していきます。単なるイラストレーションにとどまらないように、多角的な視野と考えを持ち合わせた『作品』へと昇華させていくことが大切です。本校芸術コースでは、『考えて制作すること』に重点を置き、様々な課題を用意しています。
芸術関連の部活動について
本校では、「美術部」「キャラクター研究部」の2つの美術関連の部活動が活動しています。
「美術部」には通信部と通学部の生徒が在籍し、地域のイベントに参加してワークショップを開催したり、大阪私学美術展や大阪府高等学校芸術文化祭への作品の出品や、夏休みの合宿、文化祭での展示など様々な活動に取り組んでいます。
「キャラクター部」ではイラストやキャラクターを描いたり、文化祭では部誌なども発行しています。

通信部(芸術情報系列)
感性豊かで、個性あふれる生徒たちが集まってきます!
午前の科目(通信部の授業)は、通信部生・通学部生がともに選択し受講できます。美術科目は「鉛筆デッサン」「美術Ⅰ」「イラストレーション基礎」「西洋美術史」「漫画基礎」「色彩論」「キャラクター造形」「アニメーション鑑賞」の8科目が開講されています。音楽科目は「音楽Ⅰ」「基礎音楽理論」「はじめてのピアノ」「経験者のピアノ」の4科目が開講されています。
また、集中授業として「書道Ⅰ」「日本の工芸」「アートの世界」も選択することができ、多彩な芸術の学習ができる時間となっています。これらの科目は未経験者でも分かりやすいように指導を行っています。
※開講科目は一部変更する場合があります。
転コースと選択科目(デッサン)の受講について
年度内に3回のコ年度内に3回のコース変更が出来ますので、より深い美術の学習がしたい生徒は、通信から通学部「芸術系進学総合コース(通学部)」に転コースすることができます。
また、美術系の進学先への入試対策として開講されている「単科講座」の中の表現演習(木/午後4時間授業)については、通信部・通学部すべての生徒が選択し、受講することができます。
但し、一旦登録した単科講座の登録変更はできません。

学びを豊かにする行事・取り組み
思い出してみてください、私たちは『好き』から学ぶ素晴らしさを知ります。『好き』ほど、純粋な衝動はほかにはありません。そして、その『好き』は何気ない刺激から始まっています。美術をはじめとする芸術分野もすべてこのように始まるものです。そこから興味を深め、終わりのない取り組みが続きます。偏差値もありません。
本校の芸術コースは、刺激に満ちているかもしれません。何かが好きな生徒がたくさんいます。『好き』は大きな偉大なエネルギーになりえます。美術室を覗くと我を忘れて楽しそうに、『好きな』何かに一心に取り組んでいる姿が目に入ってきます。美術が『好き』という理由だけ、それで十分です。
課外の『美術部』とその関連の『キャラクター研究部』では、さらに、それぞれの感性に根ざした、個々のテーマについて自由に創作ができます。

美術合宿
夏休みの期間、日常を離れて旅に出かけ、普段とは異なる環境の中で作品を制作したり、美術館や現代アートに触れ、一人ひとりの見聞を広めると共に、学校の授業では学び得ない事を身につける多様な学習機会です。
フィールドワーク
近隣の美術館、芸大美大系の大学に出かけます。また、生徒が中心となり展覧会やワークショップなどの企画運営を学内外で行います。フィールドワークを通して美術と実社会との関係について学びます。
風景写生
学校近辺の公園や神社、動物園などで風景写生を行います。よく観察し考えてみる、そして時間や空気の動きを感じながら描くことで、のびのびとした感性を養い、リアリティのある表現を学習します。
講習会
芸大、美大進学のために、講習会を実施します。3~6時間をかけて、デッサンを行うことで集中力と持続力を身に付け、技術を高めていきます。また、大学受験時の臨場感に似た模擬経験にもなるでしょう。
卒業制作作品展示
卒業年次になると作者(=生徒)の集大成となる『卒業制作』を内外のギャラリーで展示・発表します。
作品の応募・作品
大阪私学展、芸文祭、他のアートコンペなどに出品。毎年、大阪私学展や芸文祭で優秀賞、奨励賞など多数の受賞実績があります。
芸術コース生の活躍について
主な活動実績
私学写生会 < 優秀賞受賞 >
大阪私学展 <テーマ部門賞/優秀賞/奨励賞 多数受賞>
大阪府高等学校芸術文化祭 <優秀賞受賞>
おおさかカンヴァス推進事業 2016 公募選抜出品
第37回大阪私立中学高等学校芸術文化祭典 選抜出品
第37回近畿高等学校総合文化祭 <奨励賞受賞>
第7回大阪成蹊全国&デザインコンペティション<奨励賞受賞>
高校生デザインコンテスト < ムーンスター賞 大阪校特別賞受賞> ヒコみずのジュエリー主催
春のフォトコンテスト2019 <奨励賞受賞> 大阪府高等学校芸術文化連盟
芸術コースの活動
内部の活動
- 4月 新入生歓迎会(会場装飾・作品展示)、平野区あかる姫まつり(ワークショップ)
- 6月 芸術鑑賞会 美術館
- 9月 芸術コース・美術部合同合宿(スケッチ大会・美術館鑑賞など)
- 10月 天学祭(文化祭展示・学校装飾)
- 12月 天学アートコンペティション&表彰式
- 2月 卒業制作展
その他年間を通し、美術館ツアー(国立国際美術館/金沢21世紀美術館等)
外部講師による体験授業の実施 (ヒコみずのジュエリーカレッジ)

外部の活動
- 5月 私学写生大会
- 7月 大阪私学美術展
- 1月 大阪府高等学校芸術文化祭
- 2月 ヒコみずのジュエリーデザインコンテスト
高大連携(成安造形大学)、 他、ダ・ヴィンチ展など、多数の公募に出品

生徒参考作品集
天学には他者の気持ちを思いやり、その感性や個性を互いに尊重し認め合っていく素晴らしい空気があります。日々の教室活動や部活動を通し、切磋琢磨し合う環境の中で、一人ひとりが大きく成長を遂げています。
そんな天学生たちの作品をご紹介します。
Gallery News
本校ギャラリーでは、生徒の作品を数多く展示してます。過去の展示作品をご紹介いたします。
- 『卒業制作』志向展出展作品
- 芸術コース授業作品
- 第67回大阪私学美術展
- 芸術コースの授業作品(立体)
- 平成29年度 卒業制作の展示
- 芸術コース・単科講座受講生の授業作品展示2と天学コンペティション作品展示
- 芸術コース・単科講座受講生の授業作品展示
- 平成28年度 芸術コース1・2年生の『進級制作』の展示
- 芸術コース1・2年生「授業作品+α」作品展示
- 芸術コース3年生「卒業制作」作品展示
- 前期芸術コース課題・英語科制作物 作品展示
- 平成27年度「進級制作」作品展示
- 今年度の芸術コース作品+英語科のサイン展示について
- 平成27年度卒業制作展について
- 授業作品、『第27回全日本高校デザイン・イラスト展』入選・出品作品など
- 「天学祭(本校文化祭)」の校内装飾再現
- 「第64回大阪私学美術展」においての受賞生徒展
- 「絵画の授業作品」「立体造形の作品」
- 「カラフル自画像」
- 在校生作品展
- 天王寺学館 芸術コース 平成26年度 卒業制作展
- 通信(午前)・芸術コース(午後) 前期課題合同作品展
- 天王寺学館 芸術コース 平成25年度 卒業制作展
- 大阪私学美術展出展作品
- 写真同好会 活動写真展