Q&A

Q&A

CONTENTS

  1. 学校制度・学校方針について
  2. 出願・入試・入学手続きについて
  3. カリキュラム・登校の形・コース・授業について
  4. 単位認定・定期試験・卒業要件・卒業認定について
  5. 校則・生活指導・生活指導指針・生徒支援について
  6. 進路指導・進路指導部指針・進路支援について
  7. 学校生活・生徒活動・部活動について
  8. その他

学校制度・学校方針について

Q01. 高校卒業資格が取れますか?

取れます。
天王寺学館高校は、学校教育法第一条に規定された高校です。したがって、本校の教育課程を修了すれば高校卒業となります。

Q02. 外部に分校や関係する学校がありますか?

ありません。
すべて、自らの教育活動で生徒指導・生徒支援を行っていこうという方針に立っています。

Q03. 天王寺学館高校の法的な位置づけを教えてください。

教育課程が単位制・通信制・総合学科の高等学校です。
技能連携校(専修学校)やサポート校などではありません。大阪府が認可した私立高等学校です。

Q04. 通学5日制は全日制と同じですか?

午前の授業は生徒の選択によるもの、午後の授業は学年別・習熟度別に編成されたコース授業です。将来進路の実現に向かうためのものとして設置し、形態的には全日制に近いと言えます。

Q05. どのような生徒が学んでいますか?

中学新卒の入学者については登校に悩んできた生徒が相当数います。高校からの転入生については、その動機は様々です。やはり人間関係に悩んでの入学が多いように思います。また進学校からの転校生が多い学校です。日々勉学と課題に追われ、思い描いていた高校生活が送れず転入してくる生徒が多くいます。兄弟姉妹の入学も多いと思われます。本校のカリキュラムには、独自性がありますので、近畿圏に限らず、他府県からの入学者も比較的いるほうだと思います。ティピカルなものとしては以上の傾向が認められるということになりますが、芸術コースへの入学者は純粋に美術の授業を受けたいからが最も大きな入学動機となっています。
ここ数年の傾向として、現在通っている高校では希望する進学が難しい環境にあることを転出理由として本校に入学してくる生徒もかなりいます。

Q06. 在学期間の規定がありますか?

6年です。
但し、休学期間を除きます。

出願・入試・入学手続きについて

Q01. 入学試験はありますか?

あります。
基礎学力に関する簡単な口頭試問、入学動機、学習計画、将来進路を中心に聞きます。
20~30分を予定しておいてください。 筆記による学力検査は行いません。

原則、現時点の学力は問わず、高校3年時の進路決定時点の学力伸張を問います。作文がありますが、文章の巧拙を問うためのものではなく、本校入学にあたり、将来について考えてもらう良い機会として考え提出してもらっています。

Q02. 出願の方法を教えてください。

学校説明会(前日までに要予約)または個別入学相談(前日までに要予約)で、本校方針をご確認ください。出願の場合はまずお電話で出願日・入試日を担当の者とご相談ください。


募集要項にそって必要な書類を準備してください。中学新卒の人は、中学校で「個人報告書」を作成してもらってください。高校からの転入(高校在籍中の入学) 、あるいは編入(高校中退後の入学)の場合、高校で、「成績(単位)修得証明書」、「在学(期間)証明書」、「転入学照会状(転入のみ)」を作成してもらってください。志願書等本人の書類(本校様式綴り)とあわせ、窓口または郵送で出願してください。面接日を直接または電話・書面にてお知らせいたします。

Q03. 高校を変わりたいと思っています。出願受付の時期と期間を教えてください。

年度始期(前期)の4月、後期開始の10月を中心としていますが、高校からの転校は学期途中の受付も随時行っています。最終の受付については、生徒収容数等により異なりますので、学校説明会でご確認いただくか、入試事務局までお尋ねください。

Q04. 中学生です。出願はいつからいつまでですか?

大阪私立高等学校108校の申し合わせ事項により、出願が毎年1月20日前後から、入試(本校では面接選考)は2月10日前後を初日として3月末までです。追加募集を行う場合は4月に入ってからも受付を継続します。

Q05. 奨学金制度がありますか?

あります。
大阪府育英会、その他奨学金制度の適用がありますが、公私別、課程別、学種別(小・中・高)で異なりますので詳細は大阪府ホームページや地方自治体ホームページ等でご確認ください。転入生で育英会奨学金を借りている人は、その事務を本校が引き継ぎます。2010年度より、就学支援金制度が始まりました。従来の育英会奨学金は、この就学支援金制度とも関係していますので、詳しくは入試事務局までお尋ねください。

Q06. 「個別入学相談」や「学校説明会」には予約が必要ですか?

いずれも前日までに必ず予約をしてください。
日程につきましては、学校説明会ページ(⇒こちら)で確認し希望日を前日までに予約の上、保護者の方とご一緒にお越しください。

Q07. 入学手続きと学費の納付について教えてください。

合格者には入学手続きについてのお知らせをします。学費のうちの入学諸費については1週間程度の納付期限を設定していますが、転入学では納付期限が短くなる場合があります。授業料について、通信部は入学後、科目登録が終わってからその額が決定します。通学部は定額ですが、学期途中の転編入学者は年間4期で定めた入学時期ごとに設定した授業料となります。なお就学支援金制度の導入により、差額請求の形を取るようになっています。詳しくは入試事務局までお尋ねください。

Q08. 併願受験ができますか?また、専願と併願では審査基準が違いますか?

できます。
合格者で併願先の入学を選んだ場合、施設費は返還しますが入学金は返還できません。
次に、専願と併願の審査基準ですが、高校一般に見られるように、本校も専願入試の方が有利です。その根拠ですが、本校に本当に入りたいと考えている生徒に入学いただきたいと考えているからです。

Q09. 中学生です。4月以外に入学できますか?

できます。
前期と後期の2学期制で、後期(10月)からの受け入れもできます。その場合、3年後の9月が最短の卒業予定となります。

 

カリキュラム・登校の形・コース・授業について

Q01. 通信部と通学部の違いを教えてください。

月水金の午前3日、選択登録した科目の授業を受ける学習の形が通信部です。通学部はこの午前授業に加えて、午後に設定された将来進路の実現に向けて、積み上げ学習を行っていくコース授業を受けるものです。午後のコース授業は全日制と同じ基準で運営されています。登校日数を3日制、4日制、5日制から選ぶことができる点に特徴があります。重点科目に絞った学習、5教科学習、受験科目に的を絞った学習など、目的型の学習で、登校日数もそれに合わせて選択をすることになります。

Q02. 授業のレベルを教えてください。

午前の授業は高校標準レベルで運営していますが、英・数は『入門』『基礎』『標準』の3レベルから選択することができます。また、体育は『標準』と集団が苦手などを配慮する『基礎』を設けています。
午後のコース授業(通学部のための授業)は習熟度別に編成しています。基礎総合コース(1年生向け・中学復習レベル)から標準レベルコース、特進レベルコースがあります。

Q03. 単位制について教えてください。

大学において、たとえば人文系が4年以上在籍124単位以上を以って卒業、医学部は6年以上在籍198単位以上を以って卒業が認定されます。義務教育ではない高等学校も同じ考え方に立ち、3年以上在籍74単位以上を以って高校を卒業することができます。
法令からは大学と同じ高等学校のベースは上記の修業年限・修得単位数が示されたもので、大学のように大学の裁量により多様な教育の形を作ることができます。これが単位制の原点となるものです。しかし、高等学校は大学のような運営がこれまで為されていませんでしたし、また、求められるものが異なりますので、いわゆる学年制を取り、教育課程を標準化し、義務教育に準じるものとして育ってきたのです。
単位制は、学年制と対比したものとして使われるようになっています。1年次、2年次で計画的に単位修得をし、3年次にはほとんど登校していないケースもあり得ます。世の中で固定的に74単位を修得することイコール単位制のように、流布されていますが、それが単位制ではありません。大きな視点で単位制という考え方を捉えていただきたいと思います。

Q04. 総合学科について教えてください。

平成6年度から認められるようになった新しい学科です。普通科、専門学科(工業・商業・芸術・農業・水産・国際教養など)を融合した学科と言えます。学校の教育目標により、学校設定の科目を開講することができることが大きな特徴です。

Q05. 通学部のコースについて教えてください。

文理系と実務(実習)系があります。文理系では基礎総合コース、文理進学総合コース、文系進学総合コース、理系進学総合コース、文理進学特進コース(文系、理系にクラス分け編成)があります。実務系は芸術系進学総合コースがあります。それぞれ3日制、5日制から選択ができます。2年文理進学特進コースと3年のすべてのコースについては4日制も選択できます。3年では特に受験の重点科目に絞った学習が可能です。

Q06. 通信部のコースについて教えてください。

通信部は総合学科の科目から個人の選択で自由に科目を選ぶことができます。1年次を中心にまず、必修科目の修得が必要となります。したがって2年次以降、本人の学習テーマに沿って、①総合教養系列(引き続き普通科科目を中心に学ぶ履修モデル)、②国際教養系列(異文化理解や外国語科目を多数選択する履修モデル)、③芸術情報系列(芸術科目や情報科目を多数選択する履修モデル)と大別されますが、基本的には、どの科目を選択してもかまいませんので、これらの中間的な学習も可能です。
その他、④視聴メディアコースがありますが、このコースについては次にQ7で説明します。

Q07. 視聴メディアコースについて教えてください。

開校3年目の平成17年度より設置したコースです。精神的に登校が困難な生徒、あるいは入院をして定期的な登校が不可能な生徒等を対象として、個別に指導していくコースです。登校は、月1回程度の登校で高校の学修(学業を修めること)を進めていきます。登校できない場合は、自宅訪問による指導も加えます。学期(半年)ごとに、所属コースを担任と相談し、通信部あるいは通学部への登校ができるように支援をしていますが、3年間在籍し、高校卒業を行うことも可能です。詳しくは視聴メディアコースのページでご確認ください。

Q08. 授業は何時から始まりますか。

9:05~12:35までが午前の授業、13:30から16:50までが午後の授業です。
午前授業は生徒の選択によるもので、選択登録した科目の開始時間に直接教室に入ってください。個々人でそれぞれ異なります。午後授業(通学部生のみ受講)は全日制と同じ運営で、4時間連続の授業です。午後の授業は積み上げていく学習ですので、全日制と同じく、すべての授業に出席することが前提です。

Q09. 授業の受け方がよく分かりません。教えてください。

通信部、通学部で異なります。Q8にもありますが、通信部は月水金の午前に生徒の選んだ科目の授業を受けます。この通信部の規定では、各科目についてどうしても出席しなければならない回数が示されています。年間を通して行われている授業の半分程度の授業を受ければ、規定回数を超えることができます。ただし学校としては、毎回出席することが望ましいと考えています。通信部では学校での勉強時間を補うため、レポート課題の提出が必要です。
通学部はこの午前の授業プラス午後の授業(1日4時間)を受ける勉強の仕方です。午後の授業は1日2科目の勉強をします。英語・英語・数学・数学のように2コマ連続の授業となります。

Q10. レポート提出について詳しく教えてください。

午前の授業については、Q9で説明しましたように、必要回数以上の出席に加えて、自宅学習としてのレポート課題があります。これについても規定回数が定められています。教科にもよりますが各教科月1回程度とお考えください。(もちろん、教科担当者は必要な課題をもっとたくさん生徒に渡しています。)
ここではあくまでも必要最小の条件をお話しています。義務としての必要回数を超えての課題提出を学校は望んでいますし、自宅での学習を発展的に取り組んでくれることを期待しています。

単位認定・定期試験・卒業要件・卒業認定について

Q01. 単位認定について教えてください。

通信部では、各科目で規定された出席回数以上を超えていること、規定回数のレポート課題を提出していることが必要です。その上で、年間4回(または2回)実施される定期試験に合格していることです。
通学部では、午前の授業は上記と同じ、午後の授業は全日制と同じように出席し、定期試験に合格することです。

Q02. 定期試験はありますか?

あります。
前期に中間と期末、後期も中間と期末の定期試験があります。科目により4回または2回の受験となります。集中授業(特定の2日間の授業)については、教養的な科目のため、定期試験は行われないものが多いです。

Q03. 3年間で高校を卒業できますか?また、前の学校の在籍が認められますか?

3年間の卒業が普通です。ただし個人の学習計画によりそれ以上の在籍も可能です。(休学期間を除き6年間の在籍が認められています。)
前籍校(出身高校、現在籍高校)の在学期間と修得単位を認め、本校の学習成果に加えます。

Q04. 卒業が認定されるための要件を教えてください。

指導要領で定められている必修科目を加え少なくとも74単位の単位修得を以って卒業を認定します。通信部、通学部とも共通の規定ですが、単位数に中心目標を置かず、幅広い学習に取り組んでほしいと考えています。なお通信部・通学部とも特別活動に参加することが必要です。

Q05. 卒業要件としての特別活動について教えてください。

特別活動とは高校生としての授業外の活動を言います。各種学校行事の参加時間数が1年間平均で10時間以上の参加・出席が必要です。すべの行事や活動に参加しなくとも、幾つかの行事・活動に参加すれば10時間以上となります。

Q06. 1年間で、最大何単位修得できますか?

本校では1年間に修得できる単位数を36単位までと定めています。
37単位以上の修得とした場合、2年間で卒業単位数に達してしまうからです。ただし、学校外における高等学校に準じた学習の成果については、生徒の申告により、それを追加して単位認定することができます。
具体的には、英検や漢検をはじめとした各種検定試験で、詳しくは本校までお尋ねください。この検定の認定と同じ考え方にたち、高認試験(=旧大検)で合格した科目についても、同様の単位認定を認めています。

Q07. 何単位取れば高校を卒業できますか?。

74単位以上です。
74単位の中に、必ず必修科目の修得が条件となります。

Q08. 前の高校で取った科目単位を天王寺学館高校では認めてくれますか?

認めます。
総合学科ですので、原則ほとんどの科目の単位を認定しています。

Q09. 高認試験(=旧大検)で合格した科目は単位認定が可能ですか?

Q6でも回答していますが、科目単位で合格したものについて、本校の学習に準じたものと扱い、単位認定を行っています。卒業単位数の中に組み入れますので、入学後、担任と相談をしてください。

校則・生活指導・生活指導指針・生徒支援について

Q01. 校則を教えてください。校則は厳しいですか?

決して厳しくはありません。しかし厳しいと思う生徒には厳しいかもしれません。学校が望んでいるのは、窮屈と感じる校則は設けない方針を取りながら、落ち着いて学習に専念してもらうことにあります。

Q02. 服装や髪型は自由ですか?

事細かな生活上の校則は設けていませんが、ある一定の線を引いています。染髪やピアスなどは一切認めていません。学習の場には必要なものではないからです。髪の長さなどについては緩やかですので、この範囲で個性表現は十分にできるのではと考えます。

Q03. 中学でカウンセリングを受けてきました。天王寺学館ではそのような体制をお持ちですか?

現在、スクールカウンセラーの資格を有した職員を中心に、担任の教員や学年、養護教諭が、学習面、生活面、心身の問題について生徒たちとともに、意義ある学校生活を送ってもらうためのメンタルケアやカウンセリングを行っています。今日という時代背景を踏まえて考えると、本校に限らず、いろいろな悩みを抱えて入学する生徒がいることを認識し、すべての学校にとって、大変に重要なテーマと考えています。

Q04. 制服はありますか?また必ず着なければなりませんか?

あります。
多くの生徒たちに制服を着てもらいたいと考えていますが、私服での登校も可です。

Q05. マナー指導を推進していると聞きました。どのような指導がありますか?

マナー指導というよりは、マナーをともに考えていこうと生徒たちに呼びかけています。挨拶をしよう、他者への思いやりを持とう、適切な言葉遣いをしよう、などなど、日常の過ごし方の中で身に付けてもらいたい常識的な事柄について、生徒たちに呼びかけ考えてもらっています。学校は先ず学習の場ですが、勉学だけではなく、大切な社会の決まりやマナー・エチケットをわきまえた行動を身に付ける場だと考えています。特に今の時代には必要な事であり、家庭や学校で生徒たちに伝えていかねばならない大切なことと考えています。

Q06. 中学ではいじめを受けていました。天王寺学館ではどのような取り組みをしていますか?

いじめを受けていた生徒も入学をしています。本校ではもし、いじめ行為があれば、加害生徒に対して厳しい処分で臨みます。いじめは暴力行為同等の許すことのできない悪質な行為、あってはならない行為と考えています。

Q07. どんな生徒がいますか?

学習到達度の幅もとても大きく、入学目的も多様です。年齢的には平均16.5歳で高校生世代がほとんどです。生徒層全般では、学びを中心に将来進路の実現に向けてがんばっていこうとする、落ち着いた望ましい生徒たちだと考えています。またそのことに誇りを持っています。
ゴルフや将棋のプロを目指す生徒など、将来の方向を定め、そのために、柔軟な本校制度を選ぶ生徒もいます。進学に向け、他にない新しい教育制度を積極的に選ぶ生徒、週12時間の美術実習を行うコースに入学してきた生徒など、まさに多様だと考えています。この多様さは多彩さにつながり、本校の最も大きな財産と考えます。

進路指導・進路指導部指針・進路支援について

Q01. 受験指導をしていますか?

しています。
通信部、通学部に関わらず、卒業時点で将来の方向に向かうための進路を全員が決定してほしいと考えています。そのため、平素より職業観の育成を促すための外部専門家の講演会なども実施しています。何より本人が進みたい進路について、ともに考え、ともに歩いていくような指導・支援を心がけています。
通常授業のない休みの期間、または授業の少ない時期に、学力補強講習会を開いています。ただし、これは本人の選択で受講を決めます。詰め込み教育への反省を踏まえ、あくまでも自主的選択に任せています。

Q02. ある文系私大に進みたいと思っています。通学部カリキュラムの授業時間数を教えてください。

3日制・4日制・5日制で授業時間が異なりますので、詳しくはこのHPで関係するページをご覧下さい。例として5日制であなたの質問に概略説明しますと、1年次は、英数国理社各4時間です。2年次は、英8・国8・社4時間となります。3年次は、英6・国6時間に加え、本人の選択で(英2・国2)、(英2・数2)、理4(物・生・化から選択)・社4(日・世・地から選択)から2科目まで選択できますので、受験に絞った重点学習になり得ると考えています。なお、特進コースについては火・木の午前時間を使って別途、英2・国2・数2時間の特別補講があります。

Q03. 指定校推薦で入ることのできる大学はありますか?

あります。
毎年、大学と提携を結び生徒数を合意します。短大・専門学校も同様ですが、主として4年制大学です。年度ごとに多少異なりますが、例年50大学以上となる模様です。指定校推薦入試では、日頃の学習成果により推薦者が決まります。評定平均(科目数すべての5段階評定平均値)が少なくとも3.0以上、標準的には3.5以上と考えています。本校の指定校推薦可能な大学等に進学したい生徒は、平生より平均点以上の学習成果を上げておくことが必要です。
一方で、進路決定は幅広く最後まで力を尽くしてほしいと考えていますので、一般試験の受験も準備してほしいと考えています。大学全入時代の今、大学、短大、専門学校への進学希望者は、進路希望先の情報を調べ、学校評価をした上で受験するという視点も大切だと思います。(卒業した学校が無くなるということも十分にあり得る時代です。)

Q04. 卒業生の進路先と進学率を教えてください。

大学・短大の進路先は難易度で見ると幅広い結果となっています。専門学校について、生徒たちは将来の職業観に立った選択を適切にしているように思います。進路率はここ数年およそ90%です。

Q05. 通学部の授業だけで大学に合格できますか?

難しい質問です。本校の通学部だけで難関大学に合格する生徒もいればそうでない生徒もいました。一般的に高校2年生3年生になると塾や予備校に行っている生徒も決して少なくないのが現状であり、本校も同様だと考えます。まず、自らで学習に取り組み、その上で塾や予備校に通うことはとても身に付くものとなるでしょうが、そうでない場合、漫然と与えられた授業を受けているだけではいつまでたっても、どれほどをかけても学力は身に付かないのではないでしょうか。授業外で教員に積極的に質問し、指導を受けている生徒が力を伸ばしていますので、このことにも触れておきます。

Q06. 進学模試は校内で受験できますか?英検はどうですか?

模試、英検、漢検を校内にて実施しています。模試について1年次は年1回、2、3年次は年3回を予定しています。通学部の生徒は、日頃より積み上げ学習をしていますので、模試は全員に受検をしてもらっています。英検一次と漢検も校内実施です。英検についても通学部の生徒は年1回受検をしてもらいます。

Q07. 進路指導部には専門の先生がいますか?そしていつでも相談できますか?

はい、います。いつでも相談できます。 学年ごとに進路説明会を開いていますので、最新の情報はそこで聞いてください。個別に相談や質問のある場合は進路指導室を訪ねてください。

学校生活・生徒活動・部活動について

Q01. 働きながら勉強したいのですが、どうしても週3日、登校しなければなりませんか?

必修科目の修得段階(1年次)では、やはり月水金の午前3日にわたると考えます。2年次、3年次と進むにつれて、3日登校でなくとも可能です。新入生か転校生かで異なる状況もありますので、これは個別に相談をいただくケースかと思います。具体的な内容でご相談ください。

Q02. 体調面で続けて1ヶ月位休むことがあります。学校を続けていくことができますか?

通信部であれば可能です。
体調が回復すれば登校してください。ただし規定回数以上の出席をしてください。授業時間数の50%程度の出席で、規定回数は超えられます。

Q03. 中学校時代に休みがちだったので心配です。通えなくなった時どうすれば良いですか?

転コースをしてください。
通学部なら通信部に転コースし、自分のペースで学ぶコースが無理なく進められると考えます。視聴メディアコースは在宅中心のコースです。このコースはまさに個別に対応していきますので、まず担任に相談し、担当の教員からプログラムの確認と学習方法等について聞いてください。
長期にわたり通えないと思われる場合は休学という方法も考えられます。本校では半年単位の休学を認めています。半年休学後、取り組みによっては、残りの半年で単位修得の道が残されているからです。

Q04. 学校行事にはどのようなものがありますか?文化祭もありますか?

高等学校で行われる行事や活動はすべて実施しています。文化祭(天学祭)も開校時より実施しています。年々充実し盛大なものとなっています。見学をしていただくことができますが、その場合は必ず所属学校を通してお申し出ください。学校の安全管理の観点に立ちそのようにお願いしています。

Q05. 部活動はありますか?またどんなクラブが今活動していますか?

あります。
体育会系は軟式野球、硬式テニス、卓球、バスケットボール、バドミントン、剣道、フットサル、バレーボールなどの各部が活動しています。文化系では、美術部(二つ)、軽音楽部、外国語研究会、情報技術部、囲碁将棋部、鉄道研究会、写真同好会などの各部・同好会が活動しています。

Q06. 体育会系の部は「高体連」に加盟していますか?

加盟しています。
競技により、全日・定時・通信すべてを含んだ部と、定時・通信の定通部というブロックに参加しています。テニスなどは前者に参加、卓球、バスケットボールなどは後者に参加しています。2009年度より、軟式野球部は「高野連」に加盟しています。

Q07. 部活動はどの時間に行いますか?

火・木の午前及び月水金の放課後に活動しています。

Q08. 特別活動や行事には必ず参加しなければいけませんか?

集団活動が苦手な生徒がいることを承知していますので、すべて自由参加としています。参加しないことが特別ではないという考え方です。ただし特別活動に年間平均で10時間以上は参加しなければなりません。参加したい幾つかの活動には参加をしてください。ホームルームの出席時間もこの特別活動の中に含まれています。

その他

Q01. 海外留学ができますか?

「NY中期留学プログラム」は、兼ねてよりご要望の多かった本校独自の留学プログラムとして、2015年に初めて実施いたしました。受け入れ校の事情により、毎年実施されるとは限りませんが、本プログラムを終了すると総合科目として卒業時に6単位が付与されます。

Q02. そちらでは、「高認試験」を合わせて受けていくのですか?

いいえ違います。
高等学校の卒業ではなく、大学等の受験資格を得るために、高等学校に準じる学力があるかどうかを認定する制度が高等学校卒業程度等認定試験です。高等学校として、本来は必要のないものです。あくまでも補完的なものとお考え下さい。

Q03. 授業の見学をしたいと思っています。見学はできますか?

はいできます。
あらかじめご連絡ください。通信部希望者は月水金の午前の授業を、通学部希望者は月―金の午後の授業を見てください。

Q04. 保護者ですが、子どもの学校での様子を連絡してくれますか?

月1回程度、担任から保護者宛に、お子さんの出席状況、レポート提出状況、各種行事・活動のお知らせ、その他の連絡事項を郵送でお送りしています。

Q05. 学校に寮がありますか?

ありません。

Q06. アルバイトはしても良いですか?

学校は、学生らしい、高校生らしいアルバイトであって、保護者の了解があれば良いと考えています。社会経験を積む良い機会と考えていますが、受験年次等専念すべき時期には勉学に専念するようにしてください。

Q07. 通学部の芸術系進学コースを考えています。生徒たちの進路を教えてください。

通学部芸術系進学コースは毎年、学年15名~20名が入学します。卒業者15~20名は稀な例外を除いては、芸大・美大や美術系の専門学校に進学します。週12時間の実習がありますので、実技試験合格のレベルまで高校で専門的体系的に学ぶことができます。受験科目として英語や国語の学習も必要ですが、これは高校生一般、誰にでも必要な学習だと思います。大変に優秀な生徒や能力や感性、スキルを伸ばして成長していく生徒たちたちが多く、本校としても他にない特色を持ったコースと考えています。

Q08. 卒業率はどれくらいですか?

3年在学での質問と思います。約90%です。留年は制度上ありませんが、卒業延期の生徒が5%程度います。前期後期制ですので、半年単位で卒業を認定しています。

Q09. 不登校の生徒はいますか?

います。
不登校を経験した生徒が多く入学し、そのほとんどの生徒は、柔軟なカリキュラムや集団活動を行わないクラス運営により、本校では明るく元気に登校しています。しかし、入学後も登校に不安を抱えている生徒が毎年、全体の3-4%います。これら生徒の就学のために、平成17年度より、「視聴メディアコース」を設置しました。この個別指導までを含めると不登校生はいないと申し上げて良いと思います。勉強からの逃避傾向により登校していない生徒が残念ながらわずかいます。学校としてはこれらの生徒は、ここで言う不登校の中には入らないと考えています。

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