学校について
『天学』で始まる!新しい高校生活!
「学校とは一点から一点への最長距離を教えるところであると、私は言いたい」これはフランスの哲学者ジャン・ギットンの言葉です。直線の定規だけでは、人生は描けないし二点を結ぶ線は、それこそ数限りないものが有ります。現代は時の移り変わりが激しいものがありますが、時の経過を振り返り、反省したり、見つめなおしたりすることは、本来人間にとってとても大切なことだと思います。また、力を合わせて何かに取り組んでいくことなども貴重な経験になります。授業だけではなく生徒同士がホームルーム活動や学校行事、あるいは部活動の中で得る学びは、学校という集団の持つ魅力の一つでもあります。
天王寺学館高等学校は、個々を尊重していきたいと考えている学校です。そして「自由だけど規律ある学校生活」をとおして、自由の本当の意味を理解し、あわせてそこに同じだけの責任があることを知り、自立という道のりへと繋がっていってほしいと思います。それぞれの個性を尊重し、相手の立場や状況を「頭」ではなく「心」で理解し、その多様性を認め合う豊かな心で望ましい友情を育み、それぞれがそれぞれに持つ目標・目的に向かって、邁進するとともに、互いに刺激を与え合い、また励まし合い、力を合わせ、開校時より本校が掲げる「血の通った教育の場」で実践してください。
学校の主体である皆さん一人一人の生徒が、有意義な生活を過ごし、そして充実した高校生活を送ることを願っています。
校長 橋本 吉弘