学校について

大阪の通信制高校としての本校の役割

通信制の持つ柔軟な制度を活用した「新しいカタチの高校」作りに当たっています。

大阪私学108校の一校で、原則、大阪府及び奈良県を校区とする「狭域通信制」の天王寺学館高等学校は、「全日制・定時制・通信制の枠を超えた独自の一校づくり」を目指し、2002年に開校いたしました。高等学校の正規課程をまるで「作業」のような学習で終わらせることなく、学びとその学びの環境作りを重視しています。一方で生徒個々の現状を理解し、穏やかな校風の中で、その自主性や自律性を育てていくことを教育目標の中心に据えています。

総合学科(普通科と専門学科を融合させた学科)と単位制の制度を活かし、科目を生徒自身が選択できるシステムや習熟度別授業、受験年次生のための単科講座や、学び直し補講の実施、また登校日数を生徒自身で選ぶことができるようになっていて、一人ひとりのその時その時の状況に合わせた在籍のカタチが可能です。

授業週数は全日制同様、年間36週(前期・後期各18週の2学期制)とし、登校に不安のある生徒に対する出席基準や学校活動等は十分に配慮されます。また、年間3回にわたり、すべてのコース間の変更(転コース)が認められます。

「血の通った教育の実践」

個々人の特性を認め・伸ばして、一人ひとりの高校生活を輝かせていきたい。

高等学校は、間もなく訪れる社会参加のための「訓練の場」…、一人ひとりが自覚と信念を持ち、時に勇気を奮って一歩ずつ実社会に巣立っていくための、かけがえのない「個」を確立させていく場であると考えます。

すでに、高校・入試制度・大学の「三位一体改革」が始まっています。

高校における指導内容や評価法までもが抜本的に変更されていくこととなり、このことは、大学入試制度の改革とともに、高校教育の本質(教育の在り方)を見つめ直す時代がやってきたことを示唆しています。生徒自身が自らの夢を描き、それに向かって努力を絶やさず、卒業後の進学・就職、さらにはその先の人生を実りあるものとする、その一人ひとりが輝ける存在となって社会参加ができるよう、その育成に当たっていきます。教職員一同、学館教育がこれまで貫いてきた「血の通った教育の場」を、この天王寺学館高等学校においても実践していきます。

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