学校生活
生徒の声

CONTENTS
Student’s Voice(在校生の声)
Student’s Voice(在校生の声)-2023年度入学案内より
通信部1年次生 Aさん
時間割を自分で決められるので早起きが苦手な私に合ったカリキュラムに!
私は中学生の時に不登校になり、通学する通信制高校で行事が全日制と同じようにあり、時間割を自分で決めることができるので天学を選びました。朝起きるのが苦手なので1時間目から授業を受けることが難しく、自分で時間割を決めることで自分のペースで勉強できるので遅刻せずに通えています。どれくらい登校するかを自分で決められるので安心して登校できています。不登校になってから大学進学を諦めていましたが、授業をほとんど休まずに学校に行けているので将来についても考えることができているので入学して良かったと思います。
通信部1年次生 Bさん
体調を崩しやすい私でも無理なく自分のペースで通えています。
中学2年生から体調が良くない日が増えてしまい、3年生では学校にはほとんど行けていませんでした。どの高校に入るか考え直していた時に、天王寺学館の通信部を見つけてここの高校に決めました。通信部は週3日午前中に登校するので、体調を崩しやすい私でも無理なく通うことができています。また、天学には様々な部活や同好会もあり、掛け持ちができたり、ちょっとした大会に行っている部活があったりと充実しています。テスト期間は忙しくなることもありますが、休日が多いのでそこで勉強を補ったり、自分の好きな教科を伸ばすことができる天学に入れて良かったです。
通学部(芸術コース)1年次生 Cさん
芸大進学をめざす私にとってぴったりの学校です。
私は高校生活に自信を持てなかったけど、進学を諦めたくなかったので、天王寺学館高校を選びました。学校は自分に合ったペースを作ることができ、先生も親切です。芸術コースに所属しており、デザインや絵画、造形、構成、デザインなど多様な授業があります。作品を私学展や、学校内に展示など、見てもらえる機会があるのも刺激になります。道具も充実していて、合宿や体験授業などもあり、芸大進学の実績もあるため、日々楽しく学んでいます。
通学部2年次生 Dさん
部活動や生徒会など様々なことにチャレンジできています!
僕は中学1年生の夏休み後に学校に行きにくくなり、中学2年生の時に、当時お世話になっていたカウンセリングの先生からの勧めで、天王寺学館のことを知りました。安心して通うことができる雰囲気で、部活動にしっかり取り組むことができるのが天学でした。入学前は不安でいっぱいでしたが、そんな心配は一瞬で無くなり今はとても楽しいです。高校1年生から無理なくできる部活動を始め、高校2年生からは生徒会長に就任し、行事運営を中心に取り組んでいます。また、僕は通学部の特進クラスに在籍していて、志望校合格に向けて勉強も一生懸命頑張っています。
通学部3年次生 Eさん
質問しやすい環境や先生、友達のおかげで受験を乗り越えることができました。
私は2年生の春に天学に転校しました。優しい先生方や友達に巡り会え、段々と自分のペースで楽しく通えるようになりました。しかし3年次、受験という挑戦が私に襲ってきます。本当に辛い時期が何度もありましたが、その度に先生方に助けられました。直前期は毎日のように質問に行き、職員室の常連になっていました。(笑)学校の自習室も全て個別ブースになったことで使いやすく、積極的に通っていました。乗り越えられたことのひとつとして天学の環境は大きくあったと思います。これからの人生も、天学で得た行動力をもって、恐れず前進していきたいです。
Student’s Voice(在校生の声)-2022年度入学案内より
通学部3年次生 Aさん
通いやすい学校
私は高校を選ぶことに対して関心が低く、学校を選ぶ時もここだったら行けるかなぐらいの気持ちで決めました。でも実際に天学に入ったら、ここに決めて良かったと思えました。私は人間関係で悩み、中学の後半はほとんど授業に出ていませんでした。でも、天学では1人ずつ取っている授業が違うので人間関係の面でしんどいなと思うことがありませんでした。また、クラスがあるので、話すことが出来る友達も少し作ることができました。学校に通うことも、高校ではしんどくなくなりました。初めは中学の頃みたいになってしまわないか不安だったけど、無理せず自分のペースで学校に行けて、先生に相談もしやすいので、通いやすい学校だと思います。
通学部3年次生 Bさん
僕は天学に1年生のはじめから在籍しています。入学した時から通学部の週5日生で通っています。
僕が天学に入学して良かったと思うのは部活動です。中学の時はほとんど部活動をしていなかったので高校生になったらやりたいと思っていました。一般的に部活というと毎日遅くまで残っていたり、休日も忙しかったりというイメージがありますが、天学では週2日間の活動のため勉強や自分のやりたいことの負担になりません。現在、僕はバドミントン部と硬式テニス同好会に入っています。部活に入ったことで自分のクラスだけでなく、他のクラスや他の学年の人とも仲良くなり、友達の輪が広がりました。天学には運動部も文化部も色々あるので、自分の興味があるクラブに入ってみることをお勧めします。僕はこれから部活を楽しみながら勉強も頑張っていきたいです。
Student’s Voice(在校生の声)-2021年度入学案内より
通信部3年次生 Aさん
生徒主体で行える行事
私は天学に入学することができ、本当に良かったと思っています。
天学では午前の授業を、それぞれの興味やレベル別で自由に選択することができます。そのため月曜・水曜は授業を入れ、金曜は家のことをしたり、午前はバイトに行き午後は学校で授業を受けたりするなど自分のスタイルに合わせて生活しています。だから、学校に対して大きく構えることなく、すごく気楽に登校できています。
私はそんな天学の自由なところがとても気に入っています。私は好奇心旺盛で何事にも挑戦したいと思う性格なので、企画運営を生徒主体で行える行事にとてもやりがいを感じています。
また、天学は他学年の先輩方と交流したり、授業を受けていない先生と関わったりできる機会が多いです。そこでは、色々な考え方や知らなかった自分を知ることができるので、毎日刺激的で充実しています。(記述は1年次のものです。)
通学部2年次生 Bさん
学びやすい学校
私は中学校の頃不登校でしたが、母や先生の紹介でこの学校に出会いました。
中学校の授業に出席できなかったこともあり、いつも授業を受けたい、もっと学びたい、と強く思っていました。入学後、環境に慣れることはできるのかとても不安でしたが、無理なく通えるよう自分で調整して時間割を組めることや、週3回からでも登校できる柔軟なコースは自分に合っていました。今では楽しく学校に通うことができています。
休んでいた分をどうにかとり返そうと必死でしんどかったのですが、今の自分にできることを精一杯やろう、と思えました。そして先生方にも支えられています。
これからも向上心を忘れず、学業に取り組みたいです。
OB・OG Voice(卒業生の声)
OB・OG Voice(卒業生の声)-2023年度入学案内より
大阪大学 外国語学部 (2021年度 通学部卒業)
天王寺学館の良いところはたくさんありますが、何と言っても「授業が選べる」「自由が効いている」ということです。僕はこの与えられた自由を活かして将来に向けて様々なジャンルのものに挑戦し、そのおかげで勉強もはかどりました。毎日放課後に個別ブースになった図書館で友達3人と競いながら自習することもできました。先生方は優しく、僕は二次試験の受験前日までほぼ毎日英語の質問をしたり、アドバイスをもらったりしていました。上手に時間を使うことで有意義でかつ楽しい高校生活を十分過ごすこともできるので、自分自身ですばらしい思い出をつくっていきたいと思う人にはオススメの高校です!
神戸大学 法学部 (2021年度 通信部卒業)
私は中学二年生で起立性調節障害を発症したため、天王寺学館高校の通信部に進学しました。無理のない学習ペースで、体調を整える事を優先しても単位を取る事ができました。順調に単位も取れ、体調が回復して3年生で本格的な受験勉強を始めてからは、無茶な予定を立てずとも他の受験生より多くの自習時間を確保できていたように思います。この学校の柔軟な学習形態と、先生方の手厚いサポートは、入学当初の状態からは考えられない程高い目標を達成する大きな助けになりました。
関西大学 文学部 (2021年度 通学部卒業)
僕は通学部の通常授業で英語・国語の演習、火・木の単科講座では日本史演習と得意な現代文、苦手な英語を選択しました。また、自由時間を趣味の読書にも費やすことができました。これは現代文の得点につながりました。コンスタントに出席すれば受験期にとても力になります。さらに、先生に質問に行ったり、週1回放課後に、受験科目だった日本史の文化史補講をしてくれたりしたので、それも合格につながったと思います。変わったスタイルの学校ですが、それが役立つ場面が多かったですし、静かな環境で授業が行われるので、この学校に来て本当に良かったと思います。
大阪芸術大学 美術学科 油画コース (2021年度 通学部卒業)
私は高校2年生の秋に転入してきました。転入当時文化祭直前でもあり、友達ができるか不安でした。しかし、担任の先生から黒板アートを頼まれ、文化祭直前に入ったとは思えないくらいクラスに馴染めてとても嬉しかったです。それから美術の先生のお声掛けもあり美術部に入り、公募展に出品し、様々な賞を得ることが出来ました。勉強面のサポートも各教科の先生からのお話を聞きながらできて、無事に大学にも合格出来ました。これからは美術をもっと磨いて私にしかできない絵を描いていきたいです。
OB・OG Voice(卒業生の声)-2022年度入学案内より
立命館大学 経営学部 (2020年度卒業)
私は高校に入ってから勉強といえるほどの勉強をしてこなかったので、4月から8月いっぱいまでは基礎を固めることに力をいれていました。背伸びをしてしまうと、遠回りになると思っていたので焦りは全くありませんでした。
また、頑張りすぎて学習全てを止めてしまうのが怖かったので、勉強し始めの4月は1日10分でも毎日継続することを目標にして、そこから徐々に時間を増やすようにしました。そして、私は朝も苦手だったので、午前中は寝て、午後から集中して勉強するようなサイクルにしていました。
この方法で私はストレスをあまり感じることなく、長期的に受験勉強に取り組むことができました。はやめに自分に合ったサイクルを作ったのがよかったと思います。
受験勉強については、第一志望の大学の現代文が受験直前までずっと点が取れず悩んでいたのですが、そこで国語担当の先生は私一人のために志望校対策の補講を開いてくださりました。そのおかげで、現代文の力がつき、合格を手にすることができたと思います。
また、私は高校受験の時、あまり学校や塾の先生に質問しなかったことが合格できなかった一因だと思ったので、大学受験ではできるだけ質問するように努めました。
私は先生と話したり、質問することが苦手なのですが天学の先生方は優しく、些細なことでも丁寧に対応してくださるので質問がしやすかったです。
特に英語の先生はいつも質問がないか聞いてくださり、自由参加の補講などを開いてくださったのでその時にも質問することができました。また、質問したら納得するまで教えてくださりました。そして、授業では英文解釈を中心に授業が展開される為、そこで長文への力がついたように感じます。
入学当初は、友達や勉強面に対して不安が多くありましたが、天学ではどのように過ごすのも自由で、友達になりたいと思えばみんな優しく仲良くしてくれるし、勉強に力を入れたいと思えば協力してもらえるので、天学に入学してよかったなと思います。
中央大学 法学部 (2020年度卒業)
私は法律関係の仕事に就きたいという夢があり、法学部法律学科を志望していました。そのため、志望校は大学名にこだわるよりも法学の歴史や実績のある学校を調べて選択しました。
天王寺学館は2年生の夏に転校してきました。その頃は精神的な余裕もなく勉強はかなり後回しにしていました。3年生になっても新型コロナによる休校で受験生としての実感がわきませんでしたが、学校が再開して授業を受けるうちに、自分は基礎すら完全でないことに気付き、どの教科も一からやり直し始めました。英語は得意なはずなのにあまり伸びないと悩んでいましたが、学校の授業の予習や基本的な単語文法の見直しを重視すると、模試や過去問で基礎問題の取りこぼしが少なくなり安定した点数がとれ、得点源に繋がりました。先生方は一人一人に合わせた丁寧な指導をしてくださり、また授業以外でも勉強をサポートしていただきました。天学の校風や空気は自分にとってとても心地の良いものであり、必要以上に追い詰められず自分に合った勉強スタイルで落ち着いた受験生活を送ることが出来たと思います。結果として志望校に合格をいただき、本当に嬉しかったです。大学で専門科目を学ぶのが楽しみです。
同志社大学 心理学部 (2020年度卒業)
私はこの天王寺学館高校に転校してきて本当に良かったと思っています。最初は新しい学校になじむことができるかどうか不安でしたが、最終的にたくさんの友達ができ、第一志望の大学に合格することができました。私が充実した高校生活を送ることができたのはこの学校に転校したからだと思っています。
私は一年生の秋ごろにこの学校に転校してきました。転校初日が文化祭の準備をする日だったこともあり、クラスメイトがやさしく声をかけてくれてすぐに仲良くなることができました。
二年生の時は、実行委員として学校行事の企画や運営に携わりました。生徒会や実行委員のみんなと一つのものを作り上げ、みんなが楽しむ様子を見られたことが嬉しかったです。そしてこの頃に先生や両親とも相談して、志望校を決定しました。進路について悩みましたが、教育に心理学の分野から関わりたいと思い心理学部を目指すことにしました。
三年生になり本格的に受験勉強に取り組もうと思っていた矢先に、新型コロナウィルスの影響で休校となってしまいました。授業を受けられない不安もありましたが、映像授業を配信してくれたおかげで気を緩めることなく勉強することができましした。学校が再開してからは受験科目に集中して授業を受けていました。単語などの小テストを行ってくれたり、希望者に補講を行ってくれたおかげでしっかりと基礎対策ができました。大変なことはたくさんありましたが、クラスメイトと共に切磋琢磨できたこの環境は本当に素晴らしいものでした。
私の高校生活は、たくさんの人に恵まれ様々な経験ができたかけがえのないものです。みなさんもぜひ、この天王寺学館高校で充実した高校生活を送ってみませんか。
関西大学 外国語学部 (2020年度卒業)
僕は関西大学の外国語学部に合格しました。改めて振り返ってみると、この学校の先生方には、感謝してもしきれません。僕は、入学した時、一日も休まないようにしようと思い、学校に通いました。でもしばらくして色々な事を考えてしまって、授業も、出席はしているけど、頭に入ってこない事が多くなりました。でも、そんな時も、担任の先生が親身に相談に乗ってくれたので、勉強に集中できるようになりました。もし何か不安なことがある場合は、遠慮せずに担任の先生や、話しやすそうな先生に相談してみて下さい。今振り返ってみて、やってよかったと思う勉強法は、自分に説明しながらやるという方法でした。もし問題を考えて解き方が分からない場合は、とりあえず解説をノートに書き写してから、順を追って、指でなぞりながら心の中か、声に出して自分に説明してみて下さい。これを寝る前とかスキマ時間にやってみて下さい。同じ参考書で良いので、とにかく繰り返して下さい。そうすれば、もし知らない問題に出会っても、方針が立つ筈です。僕は数学がとても苦手だったけれど、最終的には数学が、私立入試で得点源になりました。英語の勉強に関して、僕がおすすめしたいのは、リスニングも積極的に取り入れる事です。単語をしっかりと覚えて、長文をとにかく数をこなし、声に出してみれば、英語は怖くなくなると思います。僕は中学校の時に、英語の文型や文法の細かいルールを意識し過ぎて勉強としての英語があまり好きではなかったです。でも、洋楽やスヌーピーの漫画に触れる事で、英語が好きになれました。どんな科目でも、苦手意識を持ってしまうと、勉強が嫌いになってしまいます。まずは「僕はこの科目が好きだ。」自己暗示をかけて自分を一度騙してみて下さい。そうすれば、段々その科目の事を理解して本当に好きと思えるようになります。勉強に関する漠然とした不安は、勉強する事でしか取り除けません。最終的には自分に一番合った大学に行けます。だからあまり思い詰め過ぎず頑張って下さい。皆さんに良い春が来ることを祈っています!
京都芸術大学 空間演出デザイン学科ファッションデザインコース (2020年度卒業)
私は17歳の時、この高校に入学し、通学部の美術コースを卒業しました。周りよりひとつ歳上で馴染めないか、不安もありましたが、同じような境遇の人がいたり、凄い人に出会えたり、卒業する頃には沢山の仲間ができました。
この高校はとても「自由度」が高いと私は思っています。自由度とは校則云々ではなく、心の自由度です。個人の個性を尊重してくれて、悩んだ時には頼りになる先生が必ずいて、やりたい事があればサポートしてくれます。血が通っているとはそういうことです。
私は通学部の美術コースを卒業しました。クラス共通の課題はありますが、1年生の時に大きい油絵を描きたいと言ったら教えてくださり、2年生の時には巨大なインスタレーション、3年生の時には革ジャンを制作しました。その経験や学びで、自分の物や生命に対する価値観に磨きがかかり、様々な技術や感性を身につけられ、とても自分の強みになりました。
私は今大学でファッションを学んでいますが、1番大切な自己表現力、引き出しの多さに助けられていると感じています。高校生の間にこれだけ幅広い経験ができたのは、個人を尊重してくださった先生方のおかげで、とても感謝しています。
OB・OG Voice(卒業生の声)-2021年度入学案内より
京都精華大学 デザイン学部 (2019年度卒業)
私は二年生の終盤に通信部生として天王寺学館高等学校へ入学しました。入学時、人が怖かった私は、高校生の間は出来るだけ人と関わらないようにしようと心に決めていました。その結果、通信部にいる間は精神的には全く苦がなく、休むこともありませんでした。しかしAO入試を受けるつもりであった私は、絵だけではなくコミュニケーションが重要なことを知り、通学部への編入を決めました。また、編入前に通学部美術コースの先生から説明を受けて、絵を描くことが好きな私にとってとても興味深い授業内容だったことも、通学部に編入する理由の一つになりました。
美術コースに入って、作品を鑑賞する機会や何かを創る人と話す機会、新しい表現方法にチャレンジする機会がたくさんあり、自分の美術における経験値が底上げされたと思います。また、大抵の人への恐怖心もなくなり、グループワークを使ったAO入試でも合格することができました。文化祭や卒業制作展などを通して、デザインや絵を描くことだけでなく、仲間たちと何かを企画することの楽しさに気付きました。そして、何かを作り上げたり創作を続けたりすることは孤独では不可能だと思い知らされました。
何より、美術コースに入って本当に楽しく絵が描けました。この学校に入学させてくれた母に感謝したいです。そして私が楽しく絵が描ける環境を作ってくれた先生方やクラスメイトに感謝したいです。これからも明るい生活に身を置き、自分もそんな環境を提供できる人間になろうと思います。
関西大学 社会学部 (2019年度卒業)
私は高校2年生の春に天王寺学館高等学校に転入しました。転入当初は体調も整わず、学校に行って授業を受けるのがやっとというような状態でした。そんな私が受験で最も大切だと思うことは、当たり前のことですが、目標を設定することです。目標が定まっていないと、必要な勉強量や勉強法も定まらず結局時間的にも精神的にも追いつめられてしまうことになります。高校2年生の冬の私がまさにそれでした。模試の結果は散々、受験にも不安しかないというような状態でした。この経験から、高校1・2年生という方は勉強をするのも良いですが、まずオープンキャンパスに行ったり、大学のパンフレットを取り寄せたりするなどして志望校を何となくでもいいので考えてみると良いと思います。
実際の受験勉強において天王寺学館のメリットは大幅に時間の融通が効く、という点だと思います。体力の無い私にはすごく有難いところでした。授業のない午前中に塾に行き映像授業で知識を埋め、午後からは学校の授業で様々な演習を繰り返す、というのが私の基本サイクルでした。移動時間は外に出てリフレッシュする良い機会にもなりました。これはあくまで私の場合であり、一日学校で自習する人、受験対策の授業を取る人、朝が弱く午後の授業と放課後に塾に行く人など、勉強の仕方は本当に十人十色だったと思います。こうでなくてはならない、という型がなかったのでストレスを最小限にして勉強に取り組めました。
最後に、天王寺学館は意欲のある人に対してはどこまでも応えてくれます。でも逆に言うと、やる気のない人は気が付けば高校生活が終わっていた、ということにもなりかねないと思います。そうならないために自分で考え自分で行動していくことで、天王寺学館での生活は非常に有意義なものになるでしょう。
同志社大学 商学部 (2019年度卒業)
毎朝起きることがとてもしんどく、起きてからも目眩・頭痛・吐き気に悩まされる中、根性だけで中学校に通っていたが、途中で糸がぷつんと切れたようにダメになり、中学2年の初めから不登校になった。勉強については大きく遅れを取ったが、もっと自分の学びたいことができる大学へ進学したいと思い、自由度が高く授業が午後からの通学部がある天王寺学館高校を選んだ。
1年から3年までずっと通学部に在籍し、1・2年は学校行事にも参加して、学校生活を楽しんでいた。本格的に受験勉強を始めたのは、高3からだった。受験勉強ができるベストな体調ではない日も多い上に、自習室だけでなく模試を受けている間も寝てしまう状態だった。それでも合格できたのは、全日制高校に比べて圧倒的に自由な時間が多いこと、周りとの比較が減ったこと、自分のことをよく理解しおそらく最適な勉強をしたからだと思う。
全日制高校に比べ時間がたっぷりあるため、普段の大学の様子を見に行ったり、イメージがつかみにくかった学部は実際に大学に行って大学生と授業を受けさせてもらった。また、教授が何を研究しているか、教授のもとで学生がどのような論文を書いているのかを調べたりして、有意義な時間を過ごした。
さらに、ありのままの自分を受け入れ、周りとの比較をするのをやめた。模試で多少寝てしまってもその後スッキリし、効率よく解けるなら問題はないという見方をしたり、日本史の年号と似た名前がどうしても覚えられないと分かったなら捨てる勇気を持ったり、現代文は見直しをしないと決めたりもした。一風変わったやり方でも自分にあった受験勉強を見つけると良いと思う。
模試に関して言うと、私大文系一般入試を受験する人は、大手予備校などの模試の判定に一喜一憂する必要はないと思う。自分が求めているものとは違うと割り切り、志望校が何を求めているのかを考えた結果、最後までE判定でも合格した。昨日よりも今日、今日よりも明日へゆっくりでも前に進むことが大切である。
関西学院大学 人間福祉学部 (2019年度卒業)
私は全日制高校を中退し、次年度に天学に再入学しました。前籍校を辞めた理由は、勉強面や生活面など全てのレールを高校側が敷き、そこを強制的に生徒に進ませるといった教育方針が合わなかったからです。以下に天学の特長を2点挙げようと思います。
まずは友人関係について。天学では、クラスという概念が、特に通信部では余りないように思えます。一日中同じクラスメイトと授業を受けるということはまずありません。そういう点では非常に気楽です。私も前籍校で友人関係に悩みましたが、この学校で気づけたことは、今自分が置かれている環境が全てではないということです。自分から積極的に動けば、自分に合う環境はきっと見つかると思います。トラウマなどがあり、自分から人に話しかけるのが怖いという人もいると思いますが、その最初の一歩を踏み出す勇気を持ってください。白黒であった日々が少しずつ色付いていくはずです。
次に、勉強面において。天学では第一に、自由時間が他の全日制高校に比べて圧倒的に多く、自学自習に多くの時間を充てられます。私が強調したいことは、いくら質の高い授業を受けたからといって、自習を怠れば学力は伸びないということです。自己流ではなく正しい勉強法で、また自分の頭で考える自習を継続して初めて、学力は伸長するものだと思います。精神力も、特に大学受験においては必要になってきます。けれども、前述したことを続けていれば「これだけやったから絶対大丈夫」という不屈の気概で本番に臨むことができると思います。
悩みに悩んだ受験勉強の末、念願の第一志望の大学に合格することができました。この合格は、天学において部活動や行事などにも全力で取り組んだから、また周りの人の支えがあったからこそ為せたものだと思います。自分の道は自分で切り拓いていく。そういった信念を持った方が天学に合っていると思います。今、苦しい思いをしている方がたくさんいると思われますが、どうか諦めず、前を向いてください。天学で始まる新しい日々が、それらを大切な思い出にしてくれると思います。
Southeast Missouri State University, psychology department bachelor of science (2019年度卒業)
私が天王寺学館高等学校に転校してきたのは高校一年生の夏です。中学受験をして中高一貫で高校にも問題がなく進学が可能だったけれど、家庭の問題や自分の心理面での問題もあり転校を決めました。元々英語が大好きで留学を視野に進学先を考えていました。前の学校では進路についての話を聞き入れてくださる先生は少なかったので、転校して初めて海外大学進学の話をしたときにすんなりと応援してくれた天学の先生の反応はとても新鮮で驚きました。みんながセンター受けるからとか、一般的に国立大学に行くことがいいことだとされている概念を押し付けるような形で進学先を考えるのではなく、個々の特技や将来にやりたいことを十分に踏まえた上で相談に乗って下さいました。海外大学進学を目指す上で、この学校の環境はなくてはならないものだったと思います。必要なスコアや評点を明確にし、自分のやるべきことに集中することが出来ました。
また、学校生活では比較的自由度の高いシステムのおかげでとてもスムーズに過ごすことが出来ました。体調が優れない時は良くなることに専念し、元気な時はがむしゃらに高校生活を楽しむ。不登校になっていた時期もありましたが、そんな制度のおかげで問題なく高校生活を終えることができました。この学校には高校や中学で何かにつまずいても、大学や専門学校でもう一度それぞれの花を開かせるための準備が出来るような環境があります。サポートして下さった先生方に感謝です。